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[4]趣味を仕事にすべきか

先日、本を買いました。

「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」 (集英社新書)

私も会社員時代はなかなか本を読む機会がなかったなぁと
タイトルを見てつい手にとってしまいました。

大多数の人が「仕事と趣味が両立できない」と言います。

なんだか淋しい時代になったなぁと。

ある統計では、長時間労働が多い国ほど少子化が進んでいるらしいです。

好きな本すら読めない、この余裕のなさが少子化を生んだりするんでしょうね。

一方で、趣味を仕事にするのはよくない、という声もあります。

仕事に追われてしまうと、趣味が趣味でなくなり、嫌になってしまう恐れがあるからだとか。

私も、趣味を仕事にするときには相当の覚悟が必要だと思っています。

好きでやっていることで、お金をもらうわけだから、支払いをした相手も同じように楽しかったり喜んだり、利がないと等価交換=ビジネスにならない。

相手にとって「買ってよかった」と思わせることもビジネスには必要です。

だから、自分の「好き」を一方的に押しつけない工夫が必要だし、それで売れなかったとしても好きでいられる状態を自分の中にキープしておくことも必要。

それができないのであれば、趣味を仕事にはしないほうがいい。


私は、もともと書くのが好きだった。
というより、物語を作るのが好きだった。
妄想の世界の中でよく遊んでいた。
でも、自分の中の妄想は人に言っても面白くないことは知っていた。
だから、人から聞いた話を言葉にする仕事を選んだ。

それがコピーライターでありコンテンツライターであり編集者でありとなったわけですが、趣味の延長に仕事があるけれども、趣味とは少し路線が違っていたことが、長続きできた要因なのかもしれません。

少子化が進み、人材採用の業界では「売り手市場」まっただ中で、2025年3月卒も売り手市場が続くと言われています。

就職氷河期なんて言われた時代だった私としては、うらやましい限りですが、だからこそ、新社会人となる人たちには見誤ってほしくないと思う。


趣味がビジネスになるのか
趣味をビジネスにしても後悔しないか

ちゃんと考えて、答えを出してほしいなぁ。


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