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季石で四季を感じる:秋分

秋分(しゅうぶん)は、二十四節気の第16番目で、9月22日または23日ごろです。

秋分の期間の七十二候は以下のとおりです。
初候:雷乃収声(らい すなわち こえを おさむ)、雷が鳴り響かなくなる。
次候:蟄虫坏戸(ちっちゅう こを はいす)、虫が土中に掘った穴をふさぐ。
末候:水始涸(みず はじめて かる)、田畑の水を干し始める。

「秋分とは、春分と同じように、太陽が真東から昇り真西に沈む、昼と夜の長さが同じになる日のこと。秋分の日を中心とした一週間が秋のお彼岸です。これからしだいに秋が深まっていきます。」
・「暑さ寒さも彼岸まで」は秋の彼岸のほうが適切に思えるように、「暑さ」ご苦労様という体感があります。この日を境に秋の景色が拡がっていきますね。

① 案内石での位置と記載は、添付の写真の通りです。
赤い線と丸で囲んでいるところです。

「案内石」

② 季石の置かれている場所です。
右側が立川拘置所、中央が東に伸びる季石が置かれた遊歩道(この時期、季石の周りの夏の雑草が取り除かれています。)、右側は一般道路です。

「秋分季石・外観」
「秋分季石」

③季石に描かれているデザインは、添付の写真になります。
中央の緑色の模様は、七十二候の次候「虫が土中に掘った穴をふさぐ。」の虫が土に掘った穴の蓋を表現しているように見えます。白色の部分は、文字「Shuubun」(秋分)が描かれています。画面中央に蛇行している茶色の模様は、末候「田畑の水を干し始める。」の水が引いた田圃の地面を描いているようです。右下には、文字「秋分」が描かれています。石はデザインが彫られていないところは鏡面なので、季石の横に植えられた木々を映し出しています。

「秋分季石・デザイン」

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