大人になって何思ふ【映画編1】

私は子供の頃に見たアニメ、漫画、映画を見るのが大好きです。
というか、子供の頃に好きだったものはやっぱり大人になっても好きで、何度見ても飽きないのです。そんな中から、きっと一生飽きないんだろうなと思う作品だったり、大人になってこそ感じたことをつらつらと書いてみたいと思います。

完全な駄ノートです。
意気揚々と話すとみんなから引かれるからここに吐き出す…とも言う(苦笑)
好みも偏っているしネタバレも入ってしまうと思います。
ご了承くださいませ(^^)

さてそんな第1回にふさわしいと思った作品は……

映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争

大好きなドラえもんのシリーズから1つ。1985年の作品です。
ちなみに私は大山ドラファンのため、大山さんが声優を担当していた作品しか知りません…。現ドラを否定するわけではなく、幼少期からリアルタイムで見る機会が減る中学頃までずっと大山ドラだったので、10年以上経った今でも現ドラに慣れないのです…。それくらい大山ドラは私にとって大きな存在なのです…。

この作品、私の1番好きなドラ映画と言っても過言ではありません。
小人の惑星ピリカ星から亡命してきたパピ(声:潘恵子)という大統領がのび太たちと出会って反乱軍に立ち向かう映画です。

ユニバーサルスタジオっぽい

『ガリヴァー旅行記』のリリパット国冒険譚をモチーフとし、またアメリカ映画『スター・ウォーズ』に対するオマージュ要素、加えて古典SF『縮みゆく人間』も発想のヒントとなっており、同作で小さくなった主人公が玩具の家で生活するシーンなどが、本作に影響を及ぼしている。

Wikipediaを見れば分かる通り、映画の始まりはスター・ウォーズそのまんま!
オープニングではユニバーサル映画のような描写がいっぱい出てきます。フランケンシュタインだったりキングコングだったりE.Tだったり。このオープニングがまずテンションだだ上がります(笑)

センス良すぎます芝山努監督!

ロケットもたくさん出てきますがその跳躍感も見どころです。

敵がビックリするくらい強い

個人的に思ふ、この映画の最大のポイントではないでしょうか…。
子供向けの映画か?と思うほど、敵役のドラコルル長官(声:屋良有作) がめちゃくちゃ強いんです…。ドラえもんがどんな道具を使っても、その穴を見つけては攻撃を仕掛けてきます。
抜け目がないと言うか、性格が悪いと言うか……。
こんなヤツいたらそりゃ反乱起こされるよねっていう…(笑)
独裁者ギルモア将軍(声:八名信夫)は正直ポンコツですがこのドラコルル長官のおかげで反乱が起こせたと思います。もしかしたら、私が「デキる2番手」に憧れるようになったのはここに原点があったのでは……(笑)

超空間の波動を解析して大統領の居場所を突き止めたり、無人戦闘艇が破壊された場合は手近な物体に発信器が吸着するようになってたり、連絡員をわざと泳がせて地下組織のアジトを突き止めたり。居場所を突き止めるために放ったホタルに見立てた探査機の性能の良さも凄いです。

普通に考えて怖いです(笑)

ラストは正直、道具の特性によって大逆転やったー!で終わりますが、そんな結果オーライがなかったら勝てるはずのない相手です(笑)

のび太が意外と頭いい

ダメ人間のび太のイメージが強いですが、この作品ではのび太が結構頭いいんです。(ここからネタバレあります・・・)

自由同盟の連絡員としてピリカ星に乗りこみに行ったドラえもん、のび太、ジャイアン、ロコロコが、ピリカ星へどう入ろうか迷っているシーンがあります。

ドラえもん:この先ピリカまでなんにもない空間を横切ることになる。そうすればピシアのレーダーに必ず引っ掛かるぞ……。
(中略)
ドラえもん:そうだ!流星になって落ちていこう!
のび太:そんなことしたら溶けちゃうよ…!

のび太の返し、見事じゃないですか(笑)
そこに気付くなんて凄いと思ったのは私だけでしょうか。
のび太は馬鹿じゃない説が浮上です(笑)

それに、ピリカ星に乗り込もうとしているところでスネ夫がふさぎ込んでしまっているシーンでも頭の良さが見えます。

スネ夫:うまくいくわけないよ!必ず捕まってパピと一緒に死刑にされちゃう!
ドラえもん:なにもそうと決まったわけでは・・
のび太:一人でぼや〜っとしてるからくよくよしちゃうんだよ

人の心情をよく読めてると思いませんか。
狭い部屋で1人でいたら気分も落ち込みますよね。そんな心情を読み取った会心の一言だと思いました。

スネ夫の活躍

これはドラファンの間では常識と言っていいシーンではないでしょうか。
何千もの無人戦闘艇が自由同盟の基地に放たれたことを知り、身の危険を察して隠れていたスネ夫が、意を決してしずかちゃんを救いに行く場面です。
しずかちゃんのピンチにとっさに自分の戦闘艇をぶつけて回避するシーンに多くの人が感動したと思います。

女の子を守るために自分の身を犠牲にしようとする…。
よく思い出してください、彼らは小学5年生ですよ…(笑)
それで金持ちなんだからモテるに決まってるはず………なんだけどなぁ……
感慨深い。。。(笑)

音楽がとにかくいい

ドラ映画は効果音がすごくいいです。
特にこの映画はさまざまな宇宙船が出てくるので楽しいです。

そんな中で1番おすすめなのは、テーマソングになってる「少年期」ですね。
ドラ映画のテーマソングは藤子先生が亡くなるまで武田鉄矢さんが作詞を担当しているのですが、本人が歌ったのはこれが最初だと認識しています。
この曲がとにかくいいです!ザ・名曲です!

名曲すぎたのか劇中でも突然弾き語りが始まります(笑)
そんな描写もこの映画だけではないでしょうか。
この曲聴くだけでも感動します。
https://youtu.be/F9wmte4t7Yo

ぜひ観てみてください!

思ってたより長文になってしまいました…。
ここまで熱く語った映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争はいまAmazon Prime Videoで観ることができます!

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B019GPDUII/ref=pd_cbs_318_3

おまけ

この映画で出てくるオリジナルキャラクター、パピの愛犬ロコロコ(声:三ツ矢雄二)。
めっちゃおしゃべりなワンコです。キャラと声が合ってて面白いです(笑)
憎めなくて可愛いです。とにかく可愛いです。
ロケットの操縦もできます(笑)
ぜひこの映画を観た後に、ドラえもん のび太のワンニャン時空伝という映画も観てみてください。プチ情報です。

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