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ビートルズに、ヘイ・ジュード。
という曲があります。

https://www.youtube.com/watch?v=A_MjCqQoLLA

大変有名な曲です。
小学校か中学校あたりの音楽の教科書に載ってたような気がします。
メロディーもそんなに複雑じゃないような感じでシンプルな感じで。

ところで音楽の教科書の曲って、結局のところ歌われながち。
音楽の授業では教科書を使わずに合唱の練習とかリコーダーの練習とかしがち。
という「学校あるある」を思いついたけど、それはあまり関係なくて。

うろ覚えなのですが、「ヘイ・ジュード」という曲は、ビートルズ4人のメンバーのうちの誰かの息子の失恋に対し、それを励ますために作られた曲である。という説明をどこかで読んだ記憶があります。

だとすれば、それはひどいのではないか。

と幼い僕は一人、義憤を募らせていたのです。

年端も行かぬ男の子の失恋を、世界的に有名なアーティスト4人で寄ってたかって歌うというのはどうなんだ。
恥ずかしいじゃないか。

曲は終盤に向けてどんどんテンションをあげていき、最後の盛り上がり方とか、慰めるとかそういうのじゃなくて、ぜったいなんか楽しくなって、もうノリノリになってるんじゃないか。
ナーナーナーナナナナー!じゃないよ!

もうそういうのやめたげたらいいのに。
なんかジュードが可哀そうじゃないか。

そんなふうに、当時は今よりももっと狭量だった僕は、聞くたびにプリプリしていました。


しかし、実際にこの曲が作られた背景は全く異なっていました。

ジョン・レノンがオノ・ヨーコと不倫交際を始めたことをきっかけに、ジョンとシンシア夫妻の離婚が決定的となり、精神的に不安定な状態にあったジョンとシンシアの息子ジュリアン・レノンを慰めるためにマッカートニーが書いたバラード

wikipedia ヘイ・ジュード

全然ちがう。
失恋とかそういうハナシじゃなかった。

どうして冒頭のように思い込んでいたのかは不明。

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