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アニメのギャグのノリが脂ものみたいに重たくなってきた話

しかのこのこのここしたんたんしかのこのこのここしたんたんしかのこのこのここしたんたんしかのこのこのここしたんたんしかのこのこのここしたんたんしかのこのこのここしたんたんしかのこのこのここしたんたんしかのこのこのここしたんたんしかのこのこのここしたんたんしかのこのこのここしたんたんしかのこのこのここしたんたんしかのこのこのここしたんたんしかのこのこのここしたんたんしかのこのこのここしたんたん…………


どうも。今日はアニメの話をします。

私は子供の頃、銀魂や涼宮ハルヒ、コードギアスなんかをキッカケにアニメを観まくった少年でした。
でも今では 10代美少女 オトナのお兄さんです。

ボボボーボ・ボーボボを全巻購入していて、友人と自宅でボーボボのアニメの亀ラップの箇所を無限にリピートして爆笑していたら母にキレられた思い出があります。

大人になった私は、ボーボボを久々に観てみようかと第一話を試聴しました。

そこで悲劇が起こります。

ひとっっっっっっっっっつも、笑えないのです。

直近で友人たちとボーボボの話を「懐かしい」と笑いながら話していたのに。笑えない。それどころかキツい。観るのがキツい!

私は言いしれぬ危機感を抱きました。

鬼滅の刃の映画を観ました。無限列車のやつ。
やはりギャグパートがキツい。笑うどころか、終始泣き叫び続ける竈門炭治郎役の花江夏樹さんの喉を心配していたら映画が終わりました。

こ、こんなに純粋にアニメや漫画を楽しめなくなってきている……!?オッサンになるとトンカツが食えなくなる感覚だ……!と更にSAN値が減りました。

他の作品を観ている時もよく陥りました。「見ていられない」という気分になるのです。ボーボボキッズだった私が何故……と絶望しました。

そして最近「しかのこのこのここしたんたん」を観ました。主題歌が話題で、私も好きです。基本はよくあるアニメソング進行でオタクの私には馴染み深く、中毒性のあるリズムと気持ちの良い語感で楽しませてくれます。

でもアニメはダメでした。やっぱキツい。
子供の頃の私ならぜっっっっったい好きなのに。ヒロインがツッコミをする度に顔をしかめてしまう。シカだけに。

こういう同音異義語ギャグはラップが好きなので平気。

なんなら子供の頃は逆にラップが嫌いだった。
「音楽の中に無理矢理言葉を詰め込んでるだけじゃん」と超アンチだった。
今ではカラオケでアニソンよりラップを歌う。

下ネタもめちゃくちゃ嫌いだった。
銀魂は下ネタ以外は大好きなのになー、とか思ってた。
今ではセックスの話に躊躇がない。

こういうもんなんだろうか、人間とは。
人は変わらないというけれど、私はまるで自分が別人になったような気分を何度も味わっている。

子供から大人になったから、だと思っていたが、大人になってからも様々な出会いや出来事を通して、数々の価値観が更新され、反転したことも多い。

脂たっぷりのギャグがしんどい。
そんな葛藤を抱え、克服を兼ねて全力で作ったギャグシナリオが今年リリースする。

その名もクトゥルフ神話TRPG『菌肉』だ。

探索者たちや町の人々が全員〝マッスル化〟してしまうという、小学生のノートに描いた漫画みたいなおバカシナリオである。

近日、テストプレイヤーを募集するため、続報をお待ちいただきたい。

それでは。

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