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実はファッションと切っても切れない、お手入れのお話。

ご来訪、ご観覧誠にありがとうございます。WOODY HOUSE online、公文でございます。

本日はやや趣向を変え、お手入れにまつわるお話をつらつらと。

■お洋服のお手入れ、どうされてます?

夏真っ盛りとも言える暑さの今日この頃。夏のファッション、皆様楽しまれていらっしゃるでしょうか?


さて、快適に過ごすためとの衣服とは言え、夏場はどうしても汗をかくもの。また、汗に限らずホコリや湿気など、汚れの原因は多岐にわたります。

ここから今日の本題、「お洗濯」についてのお話をば。



現代の洗濯機や洗剤って進化しまくってて、洗濯機を回すだけでほとんどの衣服をキレイにしてくれますから、

もはや昔ほど汚れを恐れる時代ではなくなりつつあるのかもしれません。


だが待て、しばし!


いくら機能が進化しても基本的な取り扱いを間違えては元も子もございません。

今からさかのぼる事5年前、洗濯表記は国際規格となり、どの国でも同じ表記が適用されることとなりました。

つまり、その国の文字が読めなくてもお手入れの方法が分かる!…ということなんですが

(こういうの、ユニバーサルデザインっていうそうですね)


意外と意味を知らない記号があるかもしれませんので、ここでひとつ、現代の洗濯表記を振り返ってみようではありませんか。

1.洗い方

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まずは一番重要な洗い方から。この記号は上から、

・液温は30℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる

・液温は30℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる

・液温は30℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯ができる

・液温は40 ℃を限度とし、手洗いができる

・家庭での洗濯禁止


…となっています。法則が分かると、案外簡単に思えてきませんか?

余談ですが調べてみたところ、液温の表示は95(=95℃)まで存在している様子。カップラーメン作れちゃう温度です。一体どんな服なのか…。

2.漂白処理

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柄アイテムや色物とはあまり縁がないかもしれませんが、こちらは漂白についての表記。シンプルに3種類です。

・塩素系及び酸素系の漂白剤を使用して漂白ができる

・酸素系漂白剤の使用はできるが、塩素系漂白剤は禁止

・塩素系及び酸素系漂白剤の使用禁止


という意味になっています。塩素系といえばハイターなどが有名ですね。去りし日のプールの授業の香りを彷彿とさせる、アレです。

酸素系といえばオキシクリーンなど。ダイソーさんでも販売されてます。いつもお世話になっております。

3.タンブル乾燥

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こちらは乾燥機についての表記です。これまたシンプルに3パターン。

・タンブル乾燥ができる(排気温度上限80℃)

・い温度でのタンブル乾燥ができる(排気温度上限60℃)

・タンブル乾燥禁止


という具合なんですが、何を隠そう我が家には乾燥機が無い為、ここで意味を改めて知った次第でございます。笑

その昔乾燥機にかけたお気に入りのTシャツが、ヘソ出しルックのピチTへと変貌を遂げたトラウマがございましてですね…。

4.自然乾燥

続いて個人的に一番気を遣う、自然乾燥=干し方について。これはちょっと数が多いですが、まずは吊り干しパターンから。

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・つり干しがよい

・日陰のつり干しがよい

・ぬれつり干しがよい(※ぬれつり干し=脱水せずに干すこと)

・日陰のぬれつり干しがよい


これまた少しずつ法則が見えてきました。/←これが日陰のイメージでしょうか。

また、洗い方と同様に記号の数が増えるほどデリケートに扱ってね、という意味になるようです。

そしてこちらは平干しパターン。

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真ん中の棒が横向きになっただけで、意味は同じです。特にニットなんかはハンガーにかけると重みで伸びちゃいますので、割とこの表記が付いてます。

5.アイロン仕上げ

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見た目にも大事なアイロンですが、こちらは上から順に

・底面温度200 ℃を限度としてアイロン仕上げができる

・底面温度150 ℃を限度としてアイロン仕上げができる

・底面温度110 ℃を限度としてスチームなしでアイロン仕上げができる

・アイロン仕上げ禁止


…となっております。

ビジネス用のシャツなどに使用されるポリエステル素材なんかは安価で速乾性などの機能に優れますが、モノによっては高温に弱い場合もありますのでご注意下さい。

6.ドライクリーニング

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さて、段々と難易度が上がって参ります。

・パークロロエチレン及び石油系溶剤によるドライクリーニングができる

・パークロロエチレン及び石油系溶剤による弱いドライクリーニングができる

・石油系溶剤によるドライクリーニングができる

・石油系溶剤による弱いドライクリーニングができる

・ドライクリーニング禁止


急にどうしたの?といわんばかりの難解なワードが並びますが、これはドライクリーニングに使用される洗剤の種類。「この業界では常識やで」って知り合いのクリーニング店主がドヤ顔で言ったので、この辺はプロにお任せしましょう。

よほどの必要でもない限り、覚えずとも良さそうな部分かもしれません。

7.ウェットクリーニング

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最後はこちら、ウェットクリーニングについて。

・ウエットクリーニングができる

・弱い操作によるウエットクリーニングができる

・非常に弱い操作によるウエットクリーニングができる

・ウエットクリーニング禁止


と言う具合なわけですが、ここでいう「ウェットクリーニング」とは「有機溶剤を使用しない、専門家による特殊な技術を用いた水洗い」のことを指しますので、このマークついてるなら洗濯機イケるじゃーんと油断されない事を強くオススメします(経験談)。

プロにお任せしましょう。


終わりに

というわけで、いかがでしたでしょうか?

かくいう僕もこの記事を書くにあたって色々と調べたところ、特にクリーニング関連の表示は意味を間違えて覚えていたものちらほら。お恥ずかしい話です。


お手入れの際はもちろん、良ければ新しい服を買う際にも、この洗濯表示を是非チェックしてみて下さい。

せっかく気に入って買った服ですから、その服に合った正しいお手入れで末永く愛してあげて下さいね。


オキシクリーン個人輸入野郎の公文でした


#ファッションが好き

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