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むかし書いた韓国コラム #914

 ソウル市は15日、九老区高尺洞の高尺スカイドームの完工を宣言した。高尺スカイドームは2005年に撤去された東大門球場の代替球場として構想された。当初は撤去後に同じ場所に建設する予定だったが、2006年に当時の呉世勲市長が東大門デザインプラザ建設計画をぶち上げ新球場計画は失敗に終わった。スカイドーム建設地は2008年に高尺洞に決まったが、当初408億ウォンとされた建設費は8回にわたる設計変更で2443億ウォンに膨れあがった。スカイドームはソウルを本拠地とするプロ野球チームのネクセン・ヒーローズがホーム球場として使う予定だ。

 1988年に日本初のドーム球場である東京ドームが誕生してから27年、韓国もようやくドーム球場時代が幕を開けた。蚕室にドーム球場を作ろうという動きもあり、日本のようにプロ球団のホーム球場の半数がドーム球場になる日も近いかも知れない。
 
【解説】
 ネクセン・ヒーローズは2018年にキウム・ヒーローズに名前が変更された。現在も高尺スカイドームをホーム球場としている。写真は高尺スカイドームを管理・運営するソウル施設公団の公式サイトより拝借。

(初出:The Daily Korea News 2015年9月16日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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