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むかし書いた韓国コラム #805

 韓国の政府機関などのサイトで必要な資料をダウンロードすることがあるが、「ハングル」と呼ばれるソフトで作成されたものが多く不便が多い。メーカーサイトでビューワーをダウンロードできるので資料を読むことはなんとか可能だが、コピーしたり編集することはできない。別のフォーマットでもダウンロードできればもっと便利なのにと思うこともしばしば。

 出入国管理事務所のサイトでは申請書の書式がダウンロードできるが、これも「ハングル」で作成されている。しかしPDFファイルも準備されていたのは良心的だ。これは便利だと早速ダウンロードして開いてみるが、「韓国語フォントがないので表示できません」とのことで文字化け。これは使ってるパソコンが日本語版だかららしい。

 住民登録番号がなくてもアクセスできる分だけまだましかもしれないが、まだまだかゆいところに手が届かないサイトが多い。どうにかならないものかなぁ…。

【解説】
 最近ではPDFファイルで韓国語を表示するのに問題はないはずなのでこうした不便は解消されたが、「ハングル」で作成された文書にはいまだに手こずっている。日本で言えばダウンロードしたファイルが「一太郎」で作られていたようなもの。「ハングル」を使うなとは言わないから、せめて汎用性の高い「ワード」のファイルも用意してほしい。写真は「ハングル」を開発した「ハングルとコンピューター」社の公式サイトより拝借。

(初出:The Daily Korea News 2009年12月9日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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