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むかし書いた韓国コラム #910

 平昌五輪を控え先月開業したソウルと江陵を結ぶKTXの路線名称は「京江線」という。ソウルを意味する「京」と、江原道を意味する「江」を合わせたものだ。しかし運行区間がわかりにくいという意見が多いことから、鉄道公社では新たな名称についてアンケート調査を実施することにした。候補に挙がっているのは「江陵線」「江原線」「京江線」「冬季オリンピック線」「嶺東線」の5つ。ほかにもぴったりの名前があれば提案できる。調査結果を基に2月中に路線名変更を推進する考えだ。

 日本でも冬季五輪を機に東京と長野を結ぶ北陸新幹線が整備されたが、北陸地区につながっていないので名前がそぐわないとして当初は「長野新幹線」と呼ばれていた。後に金沢まで延伸し現在は北陸新幹線を名乗っている。

 冬季五輪向けに整備され、路線名で物議を醸した経緯や、豪雪地帯を走るところなど、京江線KTXと北陸新幹線はどことなく雰囲気が似ているようだ。

【解説】
 その後2018年4月より「京江線」から「江陵線」に名称が変更された。北陸新幹線とどことなく雰囲気が似ているようだというのはこじつけ以外のなにものでもない。写真は北陸新幹線。京江線、もとい江陵線のKTXは乗ったことがないので写真もないのだった…。

(初出:The Daily Korea News 2018年1月23日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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