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むかし書いた韓国コラム #854

 ドラマ「応答せよ」シリーズの影響もありこのところレトロマーケティングが流行のようだ。ハイト真露が復刻販売した「クラウンビール」は数量限定だが売れ行き好調ですでに3度目の追加生産に入ったという。オープンマーケットの11番街はロッテ製菓とともに「応答せよ1988」に登場するお菓子を販売する。ドラマの背景となっている1988年に人気を呼んだロッテ製菓の商品17種を販売するというもの。すべて1988年当時のパッケージデザインで、セット価格は1万9800ウォン。「ペペロ」や「ガーナチョコ」など、いずれも当時から人気の定番商品だ。

 これらのお菓子のパッケージを懐かしく感じるのは30代後半以上だが、10代や20代の若い層にとってはレトロなデザインが逆に新鮮に感じられる。多くの日本人にとってはなじみのないデザインだが、レトロな感じはなんとなく懐かしさがある。ちょっと購入したくなっているのだが、当方もしっかりとレトロマーケティングに乗せられているようだ。

【解説】
 個人的には80年代後半からの韓国ウォッチャーなので、韓国のレトロマーケティングはドンピシャだったりする。その懐かしさをほとんどの日本人と分かち合えないのが残念なところだ。

(初出:The Daily Korea News 2015年12月9日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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