むかし書いた韓国コラム #350
このところ韓国のメディアで「黄金連休」という表現をよく見かけるようになった。日本の5月の大型連休はとっくに過ぎ去っているが、どうしたことかとよく見てみると、釈迦誕生日の28日を含めた韓国の3連休を「黄金連休」と言っていたのだ。韓国でも大型連休を黄金連休と表現するケースは散見されるが、これまでは主に日本のゴールデンウィークを指していたように思う。なぜ急に韓国でも黄金連休と呼び始めるようになったのだろうか。
それにしても、日本の感覚では4月末から5月初めの1週間にわたる長期の連休こそが黄金連休だが、韓国だとわずか3連休でも黄金連休になってしまうのか。たしかに振替休日もハッピーマンデーもないので3連休は貴重だが、「黄金」の名にふさわしいかは疑問が残る。
日本の場合、3連休は韓国に比べると非常に多い。当欄でもさんざん嘆いているが、日本の3連休の多さはうらやましい。「黄金の国ジパング」とはもしや3連休の多さを指すものではあるまいか。
【解説】
たった3日の連休で黄金とは。せいぜい金メッキくらいではないのか。そんな韓国も最近になり振替休日制度が導入され、3連休の機会も増えている。また、旧正月と秋夕はもともと3連休なので、週末と続けば最大5連休になるチャンスがあった。3連休で黄金なら5連休なら何になるのだろうか。
(初出:The Daily Korea News 2012年5月29日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)
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