むかし書いた韓国コラム #428
外に出ると耳がちぎれそうなほどの寒さ。この寒さにあのCMを思い出す。厳寒の世界で凍ったバナナで釘を打つというあれだ。エンジンオイルのCMだが放映されていたのは30年ほど前だったか。一定年齢以上の日本人ならあのCMは強く印象に残っていることだろう。日本では厳しそうだが、15年ぶりの寒さを記録したソウルなら凍ったバナナで釘を打つのも可能かもしれない。
実際にやるつもりはないが、ネットで検索してみたところ実に多くの人が厳寒の環境でバナナで釘を打つ実験をしている。結果から言うと、氷点下20度以下の環境であれば、しばらく放置して凍ったバナナで釘が打てるようだ。体感気温氷点下25度を記録したソウルならギリギリ可能なレベルだろうか。ちなみにあのCMは「マイナス40度の世界ではバナナで釘が打てます」と言っていた。韓国で氷点下40度はなかなか難しそうだが、江原道はソウルより寒さも厳しい。いずれ大関嶺辺りで試してみたいものだ。
【解説】
濡れたタオルを振り回すと凍るというのもあるが、バナナもタオルも実際にやったことはない。ただ朝起きて洗髪し生乾きのまま出勤したら寒さで髪が凍ることはよくあった。
(初出:The Daily Korea News 2016年1月26日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)
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