むかし書いた韓国コラム #520
即席チャジャンミョンが熱い。大手3社から太めんタイプのチャジャンミョンが発売され激しい競争を展開している。自宅近くのスーパーでもようやく3種類がそろったので食べ比べてみた。
3社の製品はそれぞれスープのタイプが異なるのが特長だ。太めんチャジャンの先駆けとなった農心「チャワン」はいちばんの売れ筋商品。スープは粉末タイプで、めんを茹でたお湯からスプーン8杯分を器にとりスープを溶かしてからめんと和える。これに対し後発のオトゥギ「ジンチャジャン」は液状スープ。こちらもお湯を入れて伸ばさなくてはならないが、液状のためダマになることもないので作りやすい。最後発の八道の「八道チャジャンミョン」は液状スープと書いてあるが、実はお湯で伸ばさずそのままかけられるレトルトタイプ。めんを茹でている間にお好みで温めておけば熱々のチャジャンミョンが食べられる。
スープの扱いやすさで優劣をつけるなら「八道チャジャンミョン」「ジンチャジャン」「チャワン」の順となるだろうか。
【解説】
農心の「チャワン」は日本では「チャーワン」として販売されている。チャワンでは茶碗と紛らわしいからか。写真は農心公式サイトより拝借。
(初出:The Daily Korea News 2015年8月31日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)