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むかし書いた韓国コラム #697

 秋夕連休の一時帰国でLCHを利用した。LCC(格安航空)と同様のコンセプトの「ローコストホテル」だ。部屋に歯ブラシやカミソリなどのアメニティはないが、客室料金は割安で、年間を通じて同一料金という。

 アメニティがないのは韓国のホテルで慣れている。韓国は法律でアメニティの提供が禁止されているため、韓国国内でホテルに宿泊する時には持参している。荷物になるものでもないので歯ブラシ類は韓国から持参した。部屋に備え付けのティッシュがないのには閉口したが、トイレの紙はさすがに常備されているのでそれで代用した。韓国は飲食店でもナプキン代わりにトイレットペーパーが備えられていることがある。最初は面食らったが、いまでは自宅でもティッシュ代わりに使っているくらいで抵抗感はまったくない。フルサービスのホテルに慣れているとLCHは使いにくいかもしれないが、韓国生活に慣れているおかげか、不便さを感じることはなかった。

【解説】
 LCHという言葉は一般的ではないし、おそらくLCHを名乗っているホテルは那覇市のかりゆしLCHくらいだろう。何度か利用しているが、アメニティがない韓国のホテルになれていたおかげで不便は感じなかった。その分宿泊費が安くなるならありがたい。

(初出:The Daily Korea News 2014年9月11日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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