むかし書いた韓国コラム #984

 旅客船沈没事故に注目が集まる中、携帯電話のショートメッセージを使い事故関連情報を装って個人情報を盗み出すサイトに誘導するスミッシングが相次いで見つかっている。「セウォル号沈没の真実」と好奇心をあおるものから、「スミッシング対処の方法」などと思わずクリックしてしまいそうなものもある。事件や事故が起きるとこうしたスミッシングが増えるので注意が必要だ。

 韓国に来たばかりのある日本人。韓国語が読めないので、韓国語のメッセージが送られてきても相手にしない(できない)から安全だと笑っていた。韓国語ができないことをわかっているので知り合いから韓国語のメッセージが来ることもない。気になる時は韓国人に内容を尋ねるようにしているが、必ず「これは危険です」と教えてくれるので二重に安心なのだとか。

 なまじ韓国語が読めるといらぬ情報まで目に入ってしまうが、ことスミッシングに関しては韓国語が読めない方が安全度は高いのかも。

【解説】
 そういえば英語のメールは基本的にスパムなので見ることもなく削除してしまう。自分の理解できない外国語のメールは相手にしないのが吉なのだろう。

(初出:The Daily Korea News 2014年4月21日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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