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むかし書いた韓国コラム #834

 ヤクルトの商品を個人宅や会社に配達販売を行う「ヤクルトおばさん」。日本では1963年に誕生し、今年で50年を迎える。韓国にも同様の販売スタッフがおり、日本と同様「ヤクルトアジュンマ(おばさん)」と呼ばれ親しまれている。韓国でヤクルトおばさんが登場したのは1971年のこと。当初は47人で始まったが、現在では1万3000人を超えるという。

 その韓国のヤクルトおばさん、新しい名称を募集している。「ヤクルトおばさん」には暖かく愛情にあふれたイメージがあり、主婦が多い販売員にぴったりの名前だが、時代の変化により若く専門的なイメージの名前にするのが狙いだ。募集は大学生に限っているため一般からの応募はできないようだ。

 ちなみに日本では「ヤクルトレディ」が正式名称。昭和50年代後半ごろから「ヤクルトおばさん」に代わり一般化したという。韓国ではどんな名前に変わるのか楽しみだ。

【解説】
 この時の公募の結果かどうかはわからないが、2019年に販売員の名前が「フレッシュマネージャー」に変更された。また、韓国ヤクルト自体も2021年に社名を「hy」に変更している。写真は同社公式サイトより拝借。

(初出:The Daily Korea News 2013年10月22日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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