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むかし書いた韓国コラム #977

 日本の母から「この前くれた即席めんは何なんだ」とメールが来た。以前たれで和えるタイプの即席めんを買って行ったら、普通のスープタイプのものと思い込み、たれをお湯に溶いてしまったために味の薄いまずいめんができてしまったと文句を言われた。その失敗を繰り返さないためその後は必要に応じて作り方の日本語訳をメモして渡すようにしていたが、今回はそれを忘れていた。というか普通の即席めんで、日本語訳が必要なものを買って行った覚えもないのだが。

 実は「プデチゲラーメン」を持って行った。この製品はスープが粉末ではなく液状のたれのような形態となっている。それを見て過去の記憶がよみがえったのだろう。めんの湯を切りそれを和えたというのだ。当然のことながら味は相当に濃くなる。幸いなことにお湯を足したことで本来の味にリカバリーできたようで、「あれはお湯を入れると食べやすくなる」とのコメントが。それが本来の食べ方なのだけれど…。

【解説】
 液状のたれを薄めればちょうどいい塩梅になるなら、あの激辛ラーメンのブルダック炒め麺もお湯で薄めたらほどよい辛さのラーメンになるのではないかしら? 写真はオトゥギ公式サイトより拝借。

(初出:The Daily Korea News 2017年2月24日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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