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むかし書いた韓国コラム #983

 即席めんの動向ばかり追っていたが、最近はスナック菓子でも新しい味が相次いで登場しているようだ。最近のトレンドは韓国風の味だ。製菓大手のオリオンが出しているポテトチップには、焼きのり味、ヤンニョムチキン味、キムチチゲ味が登場した。ヘテ製菓からはごま油味、食品大手の農心からチャンポン味とチャジャンミョン味のポテトチップが出た。農心はいずれも自社の人気即席めんとのコラボだ。

 日本ではわさび醤油味や梅しそ味、明太子味などの和風の味などがあるが、韓国ではこれまで韓国風の味の展開はほとんどなかった。日本では以前から韓国のり味やキムチ味もあったのにだ。2年ほど前に韓国で大ブームとなったハニーバターチップももとは日本で開発されたもの。韓国もオリジナルの味はまだまだ展開の余地はある。プデチゲ味、タッカルビ味、トッポッキ味あたりはどうだろうか。今後を期待したい。

【解説】
 もっとも韓国風の味が出たところで個人的にはスナック菓子をほとんど食べないので買う機会はなかった。これらの味が定番化して定着しているのか、すでに絶版になっているのかは定かでない。写真は当時の報道資料より拝借。オリオンのキムチチゲ味のポテトチップでコンビニのGS25が企画したキムチチゲの名店オモリチゲとのコラボ製品だ。

(初出:The Daily Korea News 2016年9月22日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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