見出し画像

むかし書いた韓国コラム #690

 ペプシコーラを韓国で販売するロッテ七星飲料が、ペプシ誕生125周年を記念するキャンペーンの一環として過去のパッケージデザインを復刻する「レトロペプシ」を限定販売する。1940年代、1950年代、1960年代、1970~1980年代、1990年代の5種類のパッケージを缶とペットボトルで再現するもの。

 40年代のパッケージは実物を見たことすらないが、80年代と90年代は見覚えがある。特に90年代のパッケージは、マークが韓国国旗に似ているということで人気があった。99年の映画「アタック・ザ・ガスステーション!」でも主人公の1人がペプシを飲みながら、「太極マークが付いているから韓国産だ」というシーンがある。このロゴのデザイナーは韓国系米国人だといううわさもまことしやかに流れたもの。そのパッケージは2010年に変更され、現在では太極マークっぽさは薄れている。久々に復活する太極マークのペプシ。見かけたら韓国人ではなくてもつい手を伸ばしてしまいそうだ。

【解説】
 ペプシコーラには太極マークがついてるから韓国産というのは一時期韓国人の間では定番ネタだった。後に現行のロゴに変更された際には韓国から残念がる声が多く上がったとか。あるいは韓国製と誤認されることを嫌がってロゴを変更したのではないかとの見方もあった。写真は当時の報道資料より拝借。

(初出:The Daily Korea News 2018年3月12日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?