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むかし書いた韓国コラム #862

 紙幣は印刷工場で大きなシートに印刷されたものを裁断して作っている。裁断前のシートを目にする機会はまずないが、韓国銀行が創立65周年を記念して1000ウォン紙幣45枚が印刷されたシートを限定で発行する。10年前にも1000ウォン紙幣のシートが売られたことがあり今回が2回目となる。現行デザインの紙幣では初めてだ。

 シートには縦9列・横5列で45枚分の1000ウォン紙幣が印刷されている。切り離して使えるという話もあるようだが、シートの販売価格は5万9500ウォンで、1枚当たりの価格は1322ウォンとなるので、本当に使ってしまうと大損となる。コレクションとして保管しておいた方がプレミアムがついて将来高値で売れるかもしれない。

 発行は10万シートの限定で、発売は9日から。購入は1人3シートまで。韓国銀行貨幣博物館の記念品販売コーナーか、販売代理店のサイトを通じて購入できる。

【解説】
 この10年前の2005年にもやはり韓国銀行創立55周年を記念して1000ウォン紙幣のシートが販売されている。当時は現行の紙幣になる1代前のデザインだった。残念ながらどちらも買おうと思いつつ結局買いそびれてしまった。買っていたらプレミアムでもついていただろうか…。写真は韓国銀行の報道資料写真より拝借。

(初出:The Daily Korea News 2015年6月5日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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