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むかし書いた韓国コラム #385

 韓国の代表的ランドマークのひとつであるソウル・汝矣島の63ビルが完工から30年を迎えた。高さ249メートル、地上60階建ての63ビルは東京・池袋のサンシャイン60を抜きアジア最高層ビルとなった。「漢江の奇跡」と呼ばれる韓国の経済発展の象徴ともいえる存在だ。ビル内には水族館やアイマックスシアター、展望台などがあり、オフィスフロアを含めた1日の流動人口は1万人、週末には最大2万人が訪れるなど、観光スポットとしての人気もいまだ健在だ。63ビルの誕生で、地方にある中学・高校の修学旅行先が慶州や扶余などからソウルに変更されるケースも多かったそうだ。

 韓国一の高さを誇った63ビルも、30年を経たいまでは10位圏外だが、2002年までは韓国トップの座を維持していた。その後多くの高層ビルが誕生しているが、タワーマンションが多いこともあり、展望台があり観光客が気軽に行ける高層ビルとしてはまだまだ韓国トップクラスだ。

【解説】
 韓国の代表的ランドマークではあるが、ソウルに遊びに来た日本人をここに案内した記憶はほとんどない。30年前ならいざしらず、最近ではここ以外にも見るべきスポットは多い。残念ながらちょっと時代遅れの感があるスポットだ。

(初出:The Daily Korea News 2015年6月4日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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