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『宇宙人展(Woo Choo Zine Teng)』DM完成

6月3日(木)から6月5日(土)の3日間、GOTTA九段下で開催する『宇宙人展(Woo Choo Zine Teng)』のDMが仕上がりました。ここではそのDMについて解説します!

『宇宙人展(Woo Choo Zine Teng)』


 宇宙人展は『宇宙人 第2集』の発売を記念して、これまで10年間描き続けてきた約250人の宇宙人の原画を中心とした展示になります。(『宇宙人 第2集』、「宇宙人」については、note記事「宇宙人 第2集の発売と宇宙人展開催が決定」と「宇宙人 第2集ができるまで」をご覧ください。)

真っ赤な植毛紙「ウーペ」

今回DMに選定した紙は『宇宙人 第2集』のケースにも使用した「ウーペ レッド」という植毛紙になります。その特徴はなんと言っても紙とは思えないベルベット生地のような手触り、質感です。そしてこちらのDMデザインは安藤次朗さんになります。

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上の図はウーペを拡大して横から見たイメージ図

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そのウーペに今回、加熱型押し(ホットスタンプ)加工と箔押し(黒くて艶のある箔)の2つの加工をしています。どちらも通常は箔押し加工会社で行う加工です。箔押し加工は『宇宙人』、『宇宙人 第2集』でお世話になったコスモテックさん三度登場です!

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(こちらは最初の工程、ウーペに加熱型押しされたもの)

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(こちらは加熱型押しのデボス版です)

画像を見て頂くと宇宙人の顔部分の紙色が少し淡く変化しているのがおわかりになるかと思います。DM全面を触れて見ると濃い赤色の部分はふさふさした植毛感がありますが、淡くなった部分は使い古した玄関マットのようなカサカサした触感で全く異なります。この淡くなったかさかさした部分が加熱型押し加工になります。
 色、質感が変化する理由は簡単で、加熱加工で押された部分が圧と熱で毛が倒されるためです。それによりベースになっている白い紙の紙色の影響を受けるのです。

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ウーペのベタ抜き

ウーペ+加熱型押しの組み合わせはパッケージなどで見ることがありますが、このようにベタ面に対して線や文字部分を白抜きするような使い方はこれまでほとんど見たことがありませんでしたが、今回やってみて、細い線もくっきりときれいに出すことができました。このあたりはコスモテックさんの腕、技術力によるところも大いにあると思います。

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そして、加熱型押しされた上から今度は黒い艶のある箔を押して宇宙人DMが完成しました。

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(こちらは黒い艶箔のデボス版です)

通常、ウーペ+箔押し加工は箔が綺麗にならないことが多いのですが、宇宙人DMでは先に加熱型押しをすることで毛が倒されて紙地を平らにすることで箔が乗りやすくなり、繊細なQRコードも箔で押すことができました。

宇宙人DM入手方法


宇宙人DMは紙も加工も豪華絢爛な仕様のため150部限定です。DM設置場所が決まりましたらtwitter[woochoozine]アカウントで発信します。ぜひ宇宙人DMを体感して頂ければと思います!

https://twitter.com/woochoozine







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