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新卒グローバルメンバーとしてdelyに入社した私が、プロダクトデザイナーとしてチャレンジできる理由

こんにちは!僕は韓国出身でdelyのグローバルメンバーです!
高校までは韓国にいて、大学時代を日本で過ごしました。

学生時代、特に何か決まった夢があったわけではないですが「人々に幸せを届けたい」という事はずっと考えていました。

就活を通して自分の経験と価値観を改めて振り返り、仕事を通じてその気持ちを実現したいと強く思うようになりました。この考えが一層深くなり、実際に実現できると思ったのはdelyと出会えてからです。今回はそういった経緯もお伝えしようと思います💫


就職活動について

僕の就職軸には「学生時代の経験」と「兵役の経験」のふたつが大きく影響しています。

大学時代、ゼミでは国際社会問題を改善するための研究活動を行いました。10日ほどカンボジアの農村で現地調査を行ったのですが、生活水準がとても低く、一家庭の月収が100ドルにも満たないという事に驚かされました。

しかし、テレビも家電もない家にスマホだけはあって、家族みんなでYouTubeを観ている姿を見て、その時はじめて「アプリだったら世界中の人の生活を豊かにする事ができるかもしれない」と思いました。

そして、その後2年ほど兵役期間があり、軍人として人々の生活を守る仕事を経験しています。
当時、僕のマインドセットは「Not for self」でした。自分ではなくチームと国民のために動くことを常に意識しながら行動していく中で、誰かのために行動を起こす達成感と楽しみがわかるようになり、「もっと多くの人に貢献したい」という価値観が生まれました。

上記の経験から生まれた価値観、気づいた事を通じ、大きく3つの就活軸が形成されました。

人々の身近にあるライフスタイル系サービスに携わり、幸せや豊かさを届けること
グローバルに展開して世の中の多くの人に貢献すること
元々大事にしていた、成長の機会に沢山出会えそうな環境で働くこと


このような就職軸を持って会社を探す中で、運良く僕の考えと非常に一致したdelyに出会う事ができました。


delyになぜ入社したか?

delyへの入社を決めたのは、自分の価値観と就活の軸が一致したからです。

選考の過程で「この会社であれば自分らしく、スピード感を持って成長していくことができる」と確信しました。

なかでも「2days JOB (インターンシップ)」という、選考プロセスでのフィードバック経験とCEOの堀江さんのグローバル化についての強い想いが心に伝わってきたことが大きな決め手になりました。

インターン(2days JOB)の役員フィードバック

まず「2days JOB」の経験からお話しします。このプロセスでは、与えられた課題に対して2日間、3〜4人1チームでワークを行い、アウトプットのレベルを競います。

僕は執行役員の柴田さんがメンターにいるチームでしたが、1日目の終わりにある中間発表時点で、チーム運営が本当に上手くいっていませんでした。

その時、柴田さんから「wonyが100%力を出しても、他のメンバーの頑張りを10%しか引き出せないチームのままだと、全員が50%力を出すチームには負けてしまう」という、チームワークの大切さや、実現するための行動について真剣にフィードバックをもらいました。

当時、自分がチームを前に引っ張る事だけを考えていた僕には、チームのアウトプットレベルを上げるためにはどうするべきかを考える発想がありませんでした。柴田さんからのフィードバックでハッと気付かされ、自分のあり方を広げていきたい、と強く思ったのを今でも覚えています。

結果としてチーム優勝はなりませんでしたが、delyでは心を動かすフィードバックをもらえるんだと実感を得たことが、後の意思決定に大きく影響しています。

最終面接で堀江さんの言葉

また、就職軸にある”グローバルに展開し、世の中の多くの人に貢献すること”については、最終面接で堀江さんの言葉を聞き、ここで一緒にグローバルチャレンジがしたいと心から思えたことが、決断の後押しになりました。

堀江さんは人種・国籍・年齢・性別関係なくグローバル人材を集めて世界にチャレンジしたい意志を話してくれました。僕は外国籍の人材として、日本でそういった機会は限界があるのではないか、と就活中は不安に感じていた部分がありましたが、面接での言葉を聞いて、delyなら成長とチャレンジだけを考えて、自分らしく働けると確信できました。

このふたつの経緯を通じ、delyへの入社を最後は迷わずに決めました。

実際入社をして、グローバル化に向けての意志や、バリューの一つである「Heart to Heart」の考えを持って率直にお互いフィードバックをする瞬間を、肌で日々感じています。毎日チャレンジと成長の機会に触れている感覚で、想像以上に楽しい生活を送っています!

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今取り組んでいる仕事と面白さ

現在、僕はクラシル事業のプロダクトデザイナーとして働いています。

プロダクトデザインとは製品のデザインのことで、その意味が拡大してソフトウェアの設計まで幅広く使われています僕はdelyの中でクラシルアプリを始めとした、ソフトウエア基盤のプロダクトデザインをしています。

プロダクトデザインの3つのプロセス

デザインワークの実際の業務には、「UXリサーチ」「UIデザイン」「プロトタイピング」があります。

デザインワークはUXリサーチが1割くらいで、UIデザインとUIを動かした簡単な試作品を作ってみるプロトタイピングがほとんどの作業だとイメージしている方も多いかもしれません。しかし、delyでは実際UIデザインとプロトタイピングは合わせても半分くらいで、リサーチから分析、言語化をしていくUXリサーチのプロセスにかなりの時間を投資しています

大切なのは「ロジック」と「言語化」

なぜなら、リサーチと分析を踏まえ、ユーザーにとっての理想デザインを作ること、またその理想を突き詰めていくためには、UXリサーチから仮説を作り、分析し、証明する、この過程を重ねていくことが非常に重要だからです。

ユーザーがプロダクトに触れる全ての情報を対象に、ユーザーゴールとビジネスゴールを達成させる仮説証明の過程を繰り返します。

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このデザインワークプロセスにおいて、考察を行うことで自分の仮説とデザインを破壊する行動を繰り返すことが必要です。仮説検証の過程は4−5回で終わることもあれば、20回以上行うこともあり、精神的な強さと体力が必要な仕事です。笑

抽象度の高い状態ほどこの過程を繰り返す回数が多くなるし、その分開発リスクが大きくなるので、プロダクトデザインはロジックと言語化が大事です。

また、ビジネス目標とユーザー体験を両立しながら、高いクオリティでプロダクト開発を実現しなければならない側面もあります。そのためにプロダクトに関わるすべてのステークホルダーとコミュニケーションを取りながら、作業の効率化や、プロダクトに関するアイデアとその拡張性を広げていく事を大事にしています。

プロダクトの意思決定をリードできるという魅力

delyのプロダクトデザイナーの魅力は、企画者としても意思決定やコミュニケーションを行えることです。開発メンバーとビジネスメンバー双方にデザインを言語化して伝え、プロダクトの意思決定をリードします。

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開発効率を最大化する過程で「各チームの利害が一致しない難しさがあるのでは?」と思うかもしれませんが、常にナレッジや進捗を関係者全体で共有し、認識を合わせてワンチームで動くことを意識しています。

例えば、UIデザインを変更や追加する場合の例をお話しすると、実装にかかるコストやビジネス的影響などを、プロダクトに関わる全てのステークホルダーに共有し、意見も聞きながら開発に移していきます。改善の仮説立ては自分が行ったとしても、その実装において、各チームの目標を達成できるデザインになっていないといけません。

議論が広がる事もありますが、delyのバリューである、「個人ではなくチームのために」「チームではなくユーザーと社会のために」という "TradeOn"の軸で常に考えながら、利害関係を合わせるプロセスを皆で大切にしていると感じています。

デザインワークでぶつかる壁をどう超えるか?

デザインワークの話に戻りますが、仮説と違う検証結果が出ることも多々ありますし、抽象度の高いデザインワークがタスクになると、「そもそも何から始めるといいのか?」と、開始して早々に壁にぶつかります。

壁にぶつかる理由は、自分の情報が足りなかったり、本来の目的から離れたり、仮説のロジックが間違っていたりなど色々ありますが、僕はこの過程を乗り越えることで、デザインスキルにおける成長を実感しています。

デザインワークには言語化能力とデザイン価値を伝える能力が大事ですが、リサーチから価値あるデザインを言語化し、それを分析から証明することは簡単なことではないと感じています。

ただ、壁を超えていくことを通じ、周囲の理解度を向上させられる、デザインに対する信頼を持つデザイナーを目指しています。今は日々成長を感じながら楽しく仕事ができています。

上記の一連の話の考え方について、delyCXOの坪田さんのnoteにもまとめられています。ぜひご興味ある方は読んでみてください↓


delyに向いている人とは

delyは「BE THE SUN」というビジョンのもと、世の中や人々を明るく照らし、関わる人の心を動かすことや、自分だけではなくチームや社会に対していい影響を及ぼすことを大事にしています。

社員の特徴として僕が感じるのは「素直」であることです。

チームに素直に向き合うことが、ユーザーに正面から向き合うことにつながります。また、自分の成長の原動力になるフィードバックをもらえるので、すぐに吸収し、アウトプットに繋げることができると感じています

僕は学生時代、デザインワークをやった経験はまったくなかったですが、素直にユーザーとチームに向き合うことで沢山の成長の機会に出会え、毎日前に進めていることを実感しています。

delyでは素直な性格で成長欲求を持っている人であれば、誰でもチャレンジの機会に出会うことができると感じます。新卒1年目でも、先輩方と同じ目線・同じ立場でしっかり一人の社員として仕事ができる環境です。

僕も初めてのデザインワークがわからないことばかりで失敗し続けていますが、先輩方のフィードバックを素直に受け入れて改善していくことで、自分のリサーチをチームに共有し、プロダクト開発の意思決定に反映してもらえるシーンも出てきました。毎日成長の方向性が鮮明になっていく自分のタスクを見て、嬉しい気持ちになることも多いです。

デザインワークは一回で完成することはほとんどなく、かなりの回数を積み重ねていきますが、その過程を早く受け入れて学習できた理由は、素直にもっと改善したいという成長意欲があったからだと思います。

素直な気持ちで臨めれば、チャレンジしたい人には年次問わず機会がどんどん回ってくる環境なので、誰よりも早く成長できる環境になっていると思います!

最後に一言

入社して約3ヶ月、沢山の出来事や学びがありました。

中でも自分に対するフィードバックをどれだけ素直に受け入れられるかが大事だということ、チームで働くことが思っていた以上に自分を動かすモチベーションになることは入社する前にはここまで深く考えていませんでした。delyでは新卒としての特別扱いではなく、社員・仲間の一員として働いていると毎日感じています。

デザイナーでなかった僕から最後に言えることとしては、いつ、何を始めるかより、どれだけその時間を楽しんでいるか、そこからどれだけのことを学ぶかによって成長の角度や速さが大きく変わるということです。

delyの文化と合う人なら自分らしく楽しく成長できると思うので、興味を持ってもらえたらぜひdelyでチャレンジしてみてください!僕の記事が少しでも参考になると幸いです。待っています💫


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