政治参加するということ

 「政治参加する」というと,「巨大なものに立ち向かう」といった大げさな捉え方をすることが多いと思います。
 そんなに構える必要はありません。あなたの子供,孫,その後の子孫が,より幸せに暮らせるようにしてあげようというだけのことです。子供のいない方は,将来持つ子供や,家族・友人などの子供を。
 なんでもかんでも「自己責任」と言われ,子供は親の持ち物で子供を育てる全責任が親にあるように言われます。「親ガチャ」なんて言葉も聞かれます。
 しかし,親がどこまでもいつまでも子供の面倒を見られるわけではありません。親は明日死ぬかも知れない,子供も普通の経済力では支えきれない病気や怪我をしたり,重い障害や稀な特性を持って生まれるかも知れない。どんな子供が産まれるか,子供に何が起きるか,も「運」です。

 あなたやあなたの子孫の子育てや生活が困難になりかねない問題を抱えたとき,諦めたり特別な苦労をしたりすることを少しでも減らしたいと思いませんか?

 「政治参加」って,大げさな言葉に聞こえますが,それだけのことです。
 ここでいう「政治参加」とは,選挙での投票や何らかの政治活動に参加することなどだけではなく,「主権者たる一国民として自律的に振る舞う」ということです。コロナのマスク,ワクチン,分類などの議論で「国からのお達し」を求める声が多いですが,マスク着用など,強制でないものは自身の判断で行動を決めるべきです。また,意見があればどんどん発信するべきです。
 また,こうも考えてみて下さい。例えば数人で旅行に行くとき,みんなで計画を考えますよね。それは一億三千万人が国を運営するときも同じだというだけのことです。

 国からの理不尽な「お達し」に多くの国民が疑問を持ち,苦しんでいる今,日本人が本当の民主主義に目覚めるチャンスです。
 民主主義は「数の勝負」(※)です。そして主権者は国民です。多くの国民が意識を変えれば政治は,国は変わります。

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「数の勝負」といっても,少数意見を無視しろということではありません。多数決は民主主義の意思決定の基本手段ですが,単なる「多い者勝ち」ではありません。議論を尽くした後の多数決であってこそ民主主義です。今の政治は単なる「多い者勝ち」になっています。だからこそ,今は「数を取る」ことがとても重要です。

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