「2類・5類議論」はミスリード

お願いです,拡散して下さい。

「普通の風邪に,なんて世論が受け入れない」,「段階的に一旦5類に引き下げる方が受け入れられやすい」という意見をよく見ます。

そういう問題ではないのです。程度の問題ではなく,筋道が違うのです。法律上,国に「見直す」権利はありません。質問が違うのです。問うべきは「国はどうするか」ではありません。

基本的なことは勤務医団のこちらのnoteをご覧下さい。

国を主語にするから,国の考えを返されるのです。問うべきは,「まだ国民はコロナの免疫を持ってないのか」,「コロナは国民の生命と健康に重大な影響を与えるのか」です。これに明確に答えられなければ「新型コロナウイルス感染症」は法律上,もう存在しないのです。国が税金を注ぎ込む根拠はもうないのです。
国民の8割が「とてもよく効く」ワクチンを打ち,既感染者は1000万人を越えた今,免疫を持っていないとは言えないはずです。もちろん,コロナウイルスなので何度も罹ります。しかし,ある程度の免疫があるのでそうそう重症化しません。
世界最多の感染者を出しても,重症者や死者はごく僅かです。国民の生命と健康に重大な影響があるとは言えないはずです。

確かに,それでも国は,変異がどうとか,感染者数がどうとか,後遺症がどうとか,グチャグチャ言ってくるでしょう。戦うポイントはそこです。2類か5類かではありません。いきなり風邪にするのか,一旦5類にするのか,ではありません。程度の問題ではなく,筋道が違うのです。程度の議論になるにしても,正しい筋道の上でやるべきです。

そもそも「一旦5類に」と気軽に言いますが,どれだけの行政コストがかかるかわかっていますか?
コロナは様々な法令に影響しています。例えば地方税法にも書かれています。現在の「新型コロナウイルス感染症」の位置付けを見直すには莫大な法令や制度の見直しが必要です。岸田首相が「検討」から進まないのは,まだ準備が整わないのでしょう。

しかし,現在の法令は現在の感染症法に基づいて構成されています。
「新型コロナウイルス感染症」の定義です。

そして,感染症法の「コロナ消滅条項」とでも言うべき部分です。

現在の感染症法に従い,政府が単に「現在流行している感染症は,もう新型コロナウイルス感染症とは認められなくなった」と公表するだけで,法令を見直す必要など全くなくコロナは普通の風邪になります。
新型インフルエンザが普通のインフルエンザになったときの公表です。
新型インフルエンザ(A/H1N1)の季節性インフルエンザへの移行について

「『新型インフルエンザ等感染症』と認められなくなったことを公表いたします。これにより、今般の新型インフルエンザ(A/H1N1)については、通常の季節性インフルエンザとして取扱い、その対策も通常のインフルエンザ対策に移行します。」
これをコロナに置き換えると
「『新型コロナウイルス感染症』と認められなくなったことを公表いたします。これにより、今般の新型コロナウイルスによる感染症(COVID-19)については、通常のコロナウイルス感染症として取扱い、その対策も通常の風邪症候群対策に移行します。」
となるわけです。

そもそも5類を普通の病気と思ってませんか?
感染症は腐るほどある中で,5類感染症は「選ばれしツワモノたち」です。なぜわざわざそんなものに指定することを国に求めるのですか?
インフルエンザは,毎年ものの2,3ヶ月で有症状者が1000万人とかいく病気です。
それに比べコロナは,無症状者を追いかけ回して感度の高いPCRで検査しまくって,2年半でやっと1000万人越です。怖さのケタが違います。
客観的にコロナが怖い病気でなくなってもなお国がそれを公表しないならそれは不作為です。
意図的に見ぬふりをし,対策に税金を注ぎ込むなら,それはもう違法行為です。ワクチン薬害とともに,後で弾劾し,罪を追及しなければなりません。
そして,コロナが出てきてから改正した法律が,なぜそのような形になっているのでしょうか。

ここからは全くの推測ですが,厚労省は,自然と終息するようにきちんと考えて法律を作ってくれたのではないでしょうか。
厚労省の入り口にはこのような「誓いの碑」があります。

毎朝この前を通って通勤する厚労省の官僚には,心ある人達もいるのではないでしょうか。
そのような人達が今でも中で懸命に闘ってくれているのではないでしょうか。
そのような人達がいることを信じ,その闘いを無駄にしないように応援しようではありませんか。
いなくても元々,それでも国民が訴え続ければ,良心に目覚める人もいるかも知れません。

コロナ騒ぎは,国民が自分の権利に目覚め,声を上げ,真の民主主義に向かう転換点となるチャンスではないでしょうか。
国民が変われば政治は変わります。
「世論が受け入れない」って,あなたも世論を作る一人であることを忘れていませんか?
一人が変わらなければ全体は変わりません。
メディアや人の話に惑わされず法律やコロナの状況を正しく理解し,国に正しい行いをするよう求め,心身共に健やかな生活を一日も早く取り戻しませんか?
5類なんてコロナに関係ありません。
2類?5類?分類見直し?感染症法見直し?
そんなの関係ない,国がどうするかなんて関係ない,コロナはどういう状況なんだ?これだけワクチン打たせて免疫ないと言うのか?インフルより怖いのか?重症者は?死者は?
と問いましょう。世論に忖度して程度の加減が必要なら,その中でしましょう。
ただ,世界ができてるのになぜ日本でできないのですか?
一日一日が貴重な子どもを犠牲にしていることを重く考えましょう。
すぐに変えられない理由なんて「大人の事情」ばかりでしょう。子どもを大人の犠牲にするのはやめましょう。

心よりお願いします

ひとつ書き忘れました。こんな図をよく見ますが,これを見て5類になればいろんな規制がなくなると思ってませんか?

この×は「してはいけない」という意味ではありません。5類になれば,個別に法令を作りいろんなことをできます。
冬とかに少し流行ったら,「マスク,マスク」と叫ばれます。さすがに77兆円も注ぎ込んだりできないでしょうか,国民がバカにされ続けることに何の変わりもありません。世界を見ましょう,ここまで国民がバカにされるのは日本くらいではないでしょうか。
分類の図に補足です。○も「しなくてはならない」ではありません。医師の報告は必要ですが。「新型コロナウイルス感染症」のままでもかなり柔軟な対応は可能です。現に今,全例報告はやめようとか報告を簡素化しようとか,良いかどうかは別にしていろいろな検討がなされています。いきなりが無理なら,「新コロ」と「普通の風邪」の間で調整すればよいのです。5類を持ち込む必要はありません。

結構好評なので、一番言いたいことを追加します。少し書きましたが。
世論を作るのは国民一人一人です。省庁やメディアにも心ある人はいるはずです。政治家は票が全てです。みんな忙しくさせられて大変とは思いますが、メディアに惑わされず、自分を信じて自分の目と耳で得たことを自分の頭で考えて,それで出した結論を信じましょう。ただし、同時にその結論を常に疑いましょう。

首尾良くコロナが収まっても、国民をバカにする手法が有効な状態を変えないと、いつまた新ネタでバカにされるかわかりません。今が目覚めるチャンスです。リツイートなどして下さった方は、できれば明日からマスクを外しましょう。意思表示していいんです。医師や専門家などを畏れすぎることはありません。ただし同時に自分も常に疑いましょう。間違ってもいいんです。いつもどこかに正解があると思わないで下さい。正解なんてありません。自信を持ち、過信せず、思ったことを言いましょう。

我々は動物です。子孫繁栄のために生きるのが本能です。子供や孫の世代の幸せを第一に、自身も楽しく生きましょう。

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