深蒸しかぶせ

深蒸しかぶせ茶『深冠』

南山城村原産、新茶の深蒸しかぶせ茶。

先日行った、道の駅 みなみやましろ村に売っていました。
買うつもりはなかったですが、宇治のかぶせ茶で深蒸し仕上げにしてあるのは珍しいので、思わず購入してしまいました。品種はやぶきた。

かぶせ茶は、摘採前10日程前から、被覆栽培をすることで、渋みが少なく、覆い香と言われる独特の香りとうま味が特徴的な種類のお茶になります。

そのお茶を、通常より長時間蒸してコクとまろやかさを引き出す深蒸し仕上げにすると、どんな味わいになるんだろう?まったりし過ぎるお茶でなければいいなぁ。と思いながら80℃30秒で淹れました。

鮮やかな濃い緑色をした水色(お茶の抽出液)と、かぶせ茶特有の香りが立つ。
まったりとした甘みだけでなく、深みのあるうま味と仄かな渋みもあり、淹れる温度によって味や香りの違いも大きく出る。


甘いだけが日本茶の美味しさではない。
程よい苦み、渋みを含み、甘みとうま味のバランスを楽しめるのがいいお茶の証拠。

この『深冠』は、新茶特有の清涼感のある甘みが味わえます。
90℃くらいのやや高温で淹れても尖った苦みが出にくいので比較的簡単に淹れられると思いますし、どんな方にも好まれるようなお茶だと思います。

深蒸しかぶせ茶『深冠』30g 500円

道の駅 みなみやましろ村

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