見出し画像

飲むより淹れる方が好き!?

どーも。日本茶好き、なおぽんです。

9月22日に開催したイベント「neuf bar」で得た気付き。

neuf bar」は、和菓子女子せせさん(@nao_anko)セレクトの日本各地の和菓子を食べつつ、抹茶ビールや和紅茶ハイボールなどの「お茶×お酒」を楽しむ、というゆったりとしたイベントでした。

お酒だけでなく煎茶やほうじ茶も淹れて差し上げると、皆さんに「おいしい!」といって頂いてとても充実感に満ちた時間でした。

「自分ではこんなにおいしく淹れられない...」

イベントや講習会でお茶を淹れると、ありがたいことにそう言っていただくことが多いです。

お茶のプロである日本茶インストラクターが淹れるお茶だからおいしくて当たり前。

だけどこの時は、自分の淹れたお茶を飲んで「おいしい!」って言ってもらえる人がいるだけで生きていける、と思えるほど嬉しかった。

なのに何でこんなに嬉しいんだろう?

今年に入ってから茶農家さんたちに会いに行って、生産者から直接お茶のことを学ぶようにしている。
その過程で茶農家さんの苦労や努力、茶師の技術の高さを知れば知るほど、出来上がった茶葉がただの農作物ではなく一つの"作品"に見えてくる。

普段使いのお茶ならともかく、精度の高いお茶ほど、淹れる人の技量が試される。
どんなにいいお茶でも淹れ方を間違えれば平凡以下の味になる。

それを心得ているからこそ「おいしい」と言ってもらった時に嬉しさがこみ上げてくるのだろう。

だとすると、もしかしたら自分は、
お茶を飲むより、淹れて飲んでもらう方が好きなのかもしれない。

そう気付かされたイベントでした。

これから人にお茶を淹れるシーンをたくさん作っていく。
そして、お茶がもたらす「おいしい」以外の何か他の感情を伝えられる人になれるといいな。

最後まで読んで頂きましてありがとうございました!