一保堂

一保堂茶舗 新茶

京都に行った際に本店で購入した一保堂茶舗の新茶。

「いい宇治茶だなぁ」と思わせるような葉肉が厚く、淹れる前から甘みのある爽やかな茶葉。

濃厚なうま味と適度な渋みがあり、スッキリとした上品な甘みの余韻を楽しむことができるお茶です。


一保堂茶舗は、1717年(享保2年)創業の言わずと知れた老舗の名店ですが、歴史を感じさせる老舗の重厚感とスタイリッシュな雰囲気があり、いい意味で敷居の高さを残しつつ、新規のお客さんも気軽に入れる親しみやすさを演出しているところが個人的にとても好きなのです。
もちろんお茶の美味しさがあってこそですが。


「一保堂茶舗」との思い出

3年前、僕は、東京丸の内にある喫茶室「嘉木」で初めて一保堂のお茶を飲みました。

その頃、まだそこまでお茶に詳しくもなく、今のように熱中するほど好きでもなかった僕は、メニュー表をみて「わ〜、意外と高いんだなぁ。」と思い、比較的安い煎茶(「雲露」だったと思います)を注文しました。笑

淹れ方は店員さんが丁寧に教えてくれますが、「淹れるところから自分で」というのが喫茶室「嘉木」のスタイル。

自分で淹れたお茶がこんなにも美味しいのか!と思ったこの時の体験が、僕をお茶好きにしたと言っても過言ではありません。

一保堂の煎茶の美味しさに魅了されただけでなく、「お茶に親しみがない方こそ”お茶のある生活”を提案していく」という一保堂のポリシーのように、自分も身近にありながら、なかなか気付けないお茶の美味しさをたくさんの方に紹介していきたいと思うようになりました。


お茶の味

一保堂茶舖 6代目夫人渡辺 都さんが季刊誌の連載に書き綴ったコラムをまとめた本「お茶の味

美味しいお茶を入れるコツ、お茶の歴史・豆知識だけでなく、日常の一コマを繊細で個性的な視点で捉えた文章を読んでいるうちに「お茶のある生活」の魅力に引き込まれていきます。

1トピック5〜10ページくらいで書かれていてとても読みやすい本なので、ちょっとした空き時間に読めてしまいますしオススメです。


最後まで読んで頂きましてありがとうございました!