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美濃加茂茶舗

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お茶と最中で小休止、「ちゃわん最中」とお茶のセット『春の灯り』

お茶と最中で小休止3/27(月)8:00より、美濃加茂茶舗のオンラインストアで、佐賀県有田町のまちづくり団体、「灯す屋」が手がける「ちゃわん最中」と、美濃加茂茶舗のお茶のセット『春の灯(あか)り』の予約販売を行います。 ちゃわん最中とは?有田焼の窯元さんや商社さんが出張の際に持っていくなど、佐賀・有田の地で、お土産として町の人々に愛されていた銘菓「茶わん最中」。 二十数年前にこの銘菓を製造・販売していたお菓子屋さんが、惜しまれつつも閉店したのと同時に姿を消してしまいました

美濃加茂茶舗の「萎凋煎茶」がリニューアルしました!

収穫した茶葉を一晩寝かし、微発酵させることで生まれる、華やかな香りが個性的な「萎凋(いちょう)煎茶」。 オンラインストアのみならず、イベント出店の際にも人気のお茶ですが、この度、リニューアルいたします! 今回のnoteでは、リニューアルに至る経緯や、変更後の特徴などについてご紹介していきます。 生産年の違う「萎凋煎茶」に変わります 美濃加茂茶舗のオンラインストアの商品ページにもあるように、これまで販売していた「萎凋煎茶」は、岐阜県東白川村にある生産工場で4年間冷凍貯蔵し

0〜100℃どの温度でも淹れられるお茶

お茶の淹れ方にルールはない よく「お茶(緑茶)って熱湯で淹れてはダメなんでしょ?」と聞かれることが多いですが、そんなことはないんです。 一般的な「煎茶」の場合、70〜80℃くらいのお湯で、待ち時間1分。がオススメの淹れ方として紹介されていることが多いですが、あくまでも"オススメ"です。 美濃加茂茶舗の「煎茶」もオススメの淹れ方を、[180ml、80℃、5g、1分]としています。 なぜオススメの淹れ方が「80℃」なのか(持論) 日本茶には、渋み、苦み、旨み、甘みなどの味

「日本茶インストラクターが選ぶ月替りのお茶の定期便」は、東白川村と他産地の組み合わせでお届けしていきます!

今年の茶葉の定期便は、東白川村と全国各地のお茶の二本立て日本茶インストラクターが選ぶ月替りのお茶の定期便では、これまで主に美濃加茂茶舗の生産地である岐阜県東白川村のお茶の特徴を知っていただける内容をお届けしてきましたが、今年は、東白川村をきかっけにお茶の「産地」に目を向けていただければと考え、毎月さまざまな産地のお茶もご紹介していきます! 岐阜県東白川村で栽培された美濃加茂茶舗のお茶と、東白川村以外の全国各地のお茶の二本立てをお楽しみください。 お茶を楽しむ切り口はたくさ

「ティーバッグタイプの定期便」1月号は、『ほうじ茶 一番茶』

ティーバッグの日本茶で、いい「一区切り」の習慣を手軽に始めませんか?美濃加茂茶舗の定番商品「煎茶/ほうじ茶/和紅茶」ティーバッグタイプのお茶を月替わりでお届けする、送料無料の定期便。 1月31日に発送する1月号のお茶は、「ほうじ茶 一番茶(ティーバッグ)」 美濃加茂茶舗の「ほうじ茶 一番茶」美濃加茂茶舗の「ほうじ茶 一番茶」は、一般的にはほうじ茶の原料にすることが少ない春に収穫される一番茶のみを贅沢に使用しています。 一年間低温貯蔵した茶葉を直火焙煎によりじっくりと深煎

【卸販売について】美濃加茂茶舗のお茶・茶器のお取り扱いをご検討くださる法人さまへ

こんにちは、日本茶ブランド「美濃加茂茶舗」を展開する株式会社 茶淹(ちゃえん)代表の伊藤です。 この記事は、美濃加茂茶舗のお茶・茶器製品のお取り扱いをご検討くださるお客様へのご案内になります。 美濃加茂茶舗では、オンラインストアやイベント出店だけでなく、法人様向けの卸販売のご提案も行なっています。 ▼詳細はHP内「ForBusiness」ページへ 茶葉や茶器の卸販売美濃加茂茶舗のオンラインストアで販売している茶葉や茶器は、セレクトショップや飲食店、国内外のオンラインス

新年を彩るお茶として「萎凋荒茶(いちょうあらちゃ)」を選びました。

日本茶インストラクターが選ぶ月替りのお茶の定期便、2022年1月号は「萎凋荒茶(いちょうあらちゃ)」をお届けします。 「萎凋荒茶」は、美濃加茂茶舗の定番商品「萎凋煎茶」の荒茶。 荒茶とは?荒茶(あらちゃ)とは、茶葉を収穫し、蒸し、揉み、乾燥させるという工程を経て、保存が効く状態に加工した、"仕上げ前の"お茶のことです。(=荒茶工程) これを茶問屋が仕入れ、粉や茎などを篩い分け、火入れ(焙煎)・ブレンド(合組:ごうぐみ)をしたものが「仕上げ茶」です。(=製茶工程) 荒茶は、火

お茶は「味」だけじゃなくて「香り」も愉しい。

お茶の生育地で大まかに種類分けする時、「山のお茶」「里のお茶」と呼ぶことがあります。 お茶は育つ環境によって、味と香りが変わります。茶園の管理によってうまみ成分を増やすことができるのですが、さわやかな香りなど環境に依存する要素もあります。 ブレケル・オスカル著「僕が恋した日本茶のこと」−山のお茶と里のお茶 (40) 茶業に携わるようになった頃は、うま味や渋みといったお茶の「味」ばかりに気にして飲んでいたけど、この本を読んで以来、様々な産地のお茶を取り寄せては、産地や製法に

美濃加茂茶舗の「玄米茶」は新ブレンドにリニューアルしました。

「玄米茶」は、狐色になるまで炒ったお米(焙煎米)を茶葉(緑茶)とブレンドして作られます。 一般的な玄米茶は、夏や秋頃に収穫される二・三番茶などの下級のお茶が使われること多く、サッパリとした味わいの玄米茶が多いですが、ブレンドするお茶の種類や、焙煎米と茶葉のブレンド比率によって味の違いを作ることができる奥深さも玄米茶の魅力のひとつ。 "脇役だけじゃなく「煎茶」のように 嗜好品として愉しめる玄米茶を"美濃加茂茶舗では、昨年7月から定番商品として「玄米茶」を販売しています。 下

「新茶2021」に込めた想いと、裏話をちょっとだけ。

新茶の販売開始から約1ヶ月半が経ちました。 収穫の早い産地では、4月には新茶の販売が始まるので、6月の販売開始というのはとても遅く、この時期まで「新茶」として販売しているお茶屋さんも少ないのかもしれません。 美濃加茂茶舗のSNSなどでは今年の新茶の特徴について話してきたけど、まだ少し話し足りないことがあるので、noteにまとめてみようと思います。 今年の東白川村の新茶の収穫状況東白川村のお茶は全国の茶産地の中でも標高が高く、寒さの厳しい気象環境で育ちます。 毎年、山間に

2021年の抱負をのべる前に、感謝の気持ちを伝えたい人へ。

色々なことがあった2020年。 振り返ってみると、本当に色々な人に支えられながら何とかやってこられた1年だったと思います。いや、この1年だけじゃなく、僕はこれまでの人生において本当に沢山の方に支えられ、神輿を担がれて何とかここまでやってこれたと思っています。 まず、碇さんにお声がけ頂かなかったら「美濃加茂茶舗」の店長としてのキャリアはなかったわけです。自分の事業にも他人の人生にも大きな影響を与えるような決断を立ち話で決めちゃうあたりがさすがって感じです。 また、碇さんと

『美濃加茂茶舗の定期便』11月お届けのお茶は「ほうじ茶」

美濃加茂茶舗の定期便8月より販売を開始した、おすすめのお茶が毎月届く「美濃加茂茶舗の定期便」。 岐阜県東白川村で栽培されるお茶を中心に、おすすめの茶葉を日本茶インストラクターである私、伊藤が毎月セレクトして、送料無料でお届けします! 通常販売できない限定生産の茶葉や、発売開始前の茶葉を先行でお届けする月も予定しています。 11月お届けのお茶は、美濃加茂茶舗人気の「ほうじ茶」です! ほうじ茶には「ピラジン」という香り成分が含まれています。 この成分には、血行を促進して身

"少し遅れてやってくる新茶"をお届け【山の新茶2020】

お待たせ致しました。2020年の新茶ができました! 去年は「新茶」という商品では販売していなかったので、美濃加茂茶舗として新茶を販売するのは今年が初めてとなります! 新茶とは新茶は、その年の最初に生育する新芽を収穫してつくられたお茶のことで、一番茶とも言われます。 新茶の収穫は、鹿児島などの温暖な地域から始まり、桜前線と同様に徐々に北上していきますが、標高の高い地域など平均気温の低い産地は収穫が遅くなります。 山間地茶園のお茶の特徴と課題美濃加茂茶舗のお茶が栽培される岐

新会社「株式会社 茶淹(ちゃえん)」を設立しました!

2週間ほど前に「独立するぞ!」というnoteを公開しましたが、ついに正式に新会社を設立して、本格始動いたします!!! 美濃加茂茶舗を立ち上げたきっかけや、大切にしていること、取り組みたい課題などについてはこちらのnoteにまとめていますので、ご一読いただけたら嬉しいです。 「株式会社 茶淹(ちゃえん)」IDENTITY社から独立して立ち上げた新会社は「株式会社 茶淹(ちゃえん)」です。 「茶淹」という名前は、急須などの茶器に茶葉を入れ、熱湯を注いで蒸らしてお茶を淹れる「