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【毎週ショートショートnote】二重人格ごっこ

「人格ゲームへようこそ。皆様には人格者の中に隠れた二重人格者を追放していただきます。配られたカードの確認を」

A「僕は教師です」
B「私はカウンセラーです」
C「俺は起業家」
D「拙者は武将なり」

「話し合いを開始して下さい」

A「日本史の教師ですが、武将は嘘くさい」
D「無礼者!切り捨ててくれる」
B「冷静に。実は私の能力でカウンセリングをしました。その方は本物の武将です。選択肢から切り捨ててもよいかと」
D「あっぱれ!」
C「お前こそ詐欺師だろ?」
B「そちらでは?」
C「俺は能力で会社を上場させた」
A「御社に使われても。僕もヒストリーという能力を使わせていただきました。あなた、昔は相当な悪でしたね」
C「昔のことだ!」

『終了です。追放者の決断を』

選ばれたのはC。

襲撃の夜が訪れ、4名の人格者が消された。

『残念。私も参加者でした。皆様が消えて、この体の主は真の人格者になれます』

(400字)

【副題】人格ゲーム

今週もたらはさんの企画に参加させていただきました!いつもありがとうございます!

最近は、坊っちゃん文学賞の応募作その①の初稿を書き終え、推敲・修正も進み、だいぶほっとしたタイミングで、今回のお題の執筆へととりかかりました!
(この後は、その②の執筆へ)

人狼ゲームを下敷きに二重人格というお題を混ぜ合わせていたら、なんとも穏やかではないお話が完成していました(もしかすると、別人格が執筆?)!

とはいえ、楽しむにも色々とあると思うので、

楽しんで読んでいただけますように!


文章や物語ならではの、エンターテインメントに挑戦しています! 読んだ方をとにかくワクワクさせる言葉や、表現を探しています!