9月27日(火)28日(水)

27日

・夜中に坊っちゃん文学賞応募作②の初稿の原型を書き上げる。だいぶ荒いし、手直しは必要だけど、やはり初稿ができるとほっとする。飲み物で例えるなら①がカルピスだとすると、②はダークモカチップクリームフラペチーノかもしれない(読み物を飲み物で例えるな)。②を思いついたときは、とにかくわけがわからない話だった。なんなんだよ、この話は？と自分でも思った。それでもわからないけどなんだか面白そう、という予感とタイトルに関連することばをいたるところで見聞きした兆しがあったから、よくわからない設定にストーリーものっかり見せ場をつくるところまで形となった。形にしていく上で、子供の頃の自分が楽しめるような物語であること(ペルソナ的な最初の読者像)、自分が書いていなかったとしても何度でも読みたくなるような物語であるということを大切にした。あとは締切までに、読む人が想像できるようなことばを探したり、やりくりする。

28日

・昼　バターチキンカレー。
・午後から、むうさんと学芸大学駅にあるSUNNY BOY BOOKSさんへと行く。佐々木未来さんの展示会。言葉と絵のコラボレーションがとても素敵な空間で、言葉から音を感じて絵へと昇華されるというお話がまた素晴らしく共感する。るるるるんのかとうひろみさんとの面白い企てとやらもとても楽しみだ。そして、路地にあるお店の雰囲気や、入ってすぐ目につくZINEを中心とした棚もとてもワクワクして、中の空間もとても心地がよかった。きっと夜にきたら、本屋さんからもれた灯りが優しくてふらっと立ち寄りたくなるだろうなぁと妄想する。そんでもって、帰りにはその路地にある赤提灯のぶらさがったおでんの屋台に立ち寄って、「うちは洋風おでんだけです」「へぇ、珍しいですねぇ。じゃあ、トリュフ大根ひとつ」なんて会話をして、自慢の洋風おでんを肴にワインを流し込んで、購入した本を読むんだろうなぁとさらに妄想はふくらんだ(屋台からは本当の妄想です)。また行こう。
・コメダ珈琲で、フルムーンバーガーとビーフシチューをシェアする。シェアしたことでハーフムーンバーガーとなったがお腹のほうは満ちていた。

素敵な本と挿絵