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silent 2話 感想まとめ(ろう者からの視点)

2話見終えて、ストーリーがスムーズに進めて、あっという間に終わってしまった。

※ネタバレ含みます。
見ていない人は、以下のURLからどうぞ。
https://fod.fujitv.co.jp/title/f056/

最初に、愚痴を言います

そのあと、Twitterでいろいろな人の感想を読んでみると
やはり、聴者はずるい。

ドラマの名前が「silent」でもあり、映像の中、途中に。
silentという 音のない世界を作り出しているらしい。

ろう者の世界は、ずっと音のない世界にいるから、そういう感じ方ができない。
音量のボリュームを見ながら見たほうがいいのかしら。

UDトーク&メモアプリ(筆談方法)

さて、時代の変化なのか
UDトーク、メモを使うシーンがあり、非常によかった。

UDトークだけではなく、翻訳アプリをうまく使えばやりとりができる。

手話

「返しそびれた」という手話が違った。
手話では、「返さないと」と読み取ってしまう。

それ以外は大丈夫だった。

ろう者

今回、江副悟が出演したが、テレビでは、スポンサーの透かしが入ってしまい、大変残念である。
キーパーソンではないから、そういう映りになってしまったのかな。

ろうの子どもも出演したり。

中途難聴者

1話で、中途難聴者の立場について、モヤモヤした部分があると思う。
そこも、春尾さん(風間さん)が解決してくれた。

「失調だけが理由で発声できないことはないと思います。
 でも 聞こえなくなって話したくないって思う人は
 いるかもしれません。
 初めからないのとあったものがなくなるのは
 違う感覚だと思うので」

P.S.
私は、ろう者だから、大きく言えないが
中途難聴者は、音がある世界の中で生き、声や音で色々コミュニケーションを取ってきたのが当たり前の世界。
その世界が、途端に奪わられて、音のない世界に入ってしまう。
その辛さは、私にはわからない。
想くんが選んだ理由はまだ明らかになっていないが、
これからの物語を見守ろうと思う。

ストーリー

その1
想くんは、これから、聞こえなくなるため
恋人に、最後に、「名前呼んでもらっていい」というのが、心に刺さった。

その2
3回目の再会の前に、紬と想のLINEのやりとりがあるが。
あれは、自分もやることが多いと思った。

多少、場面が違うが
手話できない聴者と話す時、顔見て話したいと言われることがあるが
私からは、メール、チャットとかで話せますか?という事が多い。
会ったら、結局、手話使わず、声で話しかけたり、筆談でやったり、やりにくいなと感じたことが多くある。
今の若いろう者ではあると思うんだが、どうだろうか。
個人的に、それを取り入れたのがとても素敵だと思った。

その3
「好きな人がいる」

1話で、「好きな人がいる 別れよう」というLINEのシーンがある。
しかし、紬さんは、「好きな人ができた」という勘違いしたままになっている。

「好きな人ができた」と「好きな人がいる」の意味が違ってくるから、とてもいい演出だと思った。
個人的に、好きだから、別れようという感覚、昔を思い出す。

その4
ろう者の中で、当たり前の世界。

耳鼻科の病院の中で、たまに手話でやりとりしている人を見かけることがある。常にいるわけではないが、ろう者がいる当たり前の世界の中に映しているのがとてもよかった。

また、手話教室で、周りに、国際手話のポスターや、手話に関するものがあったりして、それもよかった。

目黒くんの演技

笑い、泣きそうな、優しい笑顔
「好きな人がいる」の台詞に、青羽を指さした時、手がとても震えてて
本当に演技うまい。

1話について、手話の翻訳について感想を入れたが、
目黒くんの演技は、とてもなく上手い。
顔の表情はすごく合っていて、まさに、ろう者役者キラーだと思う。


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