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キャンドルの材料について ー色を付けるー

こんにちは、キャンドルアーティストのミツカです。横浜でキャンドル教室をやっています。キャンドル作りのときに最低限ここだけは押さえてほしい点をnoteに書いていきます。

ワックスは色を付けないままの色だと、パラフィンワックスは白よりの半透明、大豆ワックスはクリーム色、蜜蝋は黄色または少し半透明な白色、ゼリーワックスは透明、です。
今日はキャンドルの色をつける材料、顔料染料について説明します。

1,顔料
固形もしくは粉末です。顔料は非水溶性なのでワックスの色付けの際は丁寧に溶かして混ぜる必要があります。溶け残りがあると想定の色と違くなってしまうのでキャンドル制作時は不便な点がありますが、完成品は色あせしにくいので私は顔料をメインで使っています。ワックスに混ぜられる顔料の量には最大限度があります。おそらくメーカーごとに違いがあると思いますので、商品に書かれている説明文でご確認ください。
下の動画では大豆ワックスに複数の色の顔料をまぜて使っています。


2、染料
固形と液体の染料があります。固形の物は顔料と同じように使えますが、液体の染料は液体なので小瓶またはボトルから直接ワックスに垂らして使います。染料は水溶性なので溶けたワックスに一瞬で混ざります。非常に使いやすいです。ただし、顔料にくらべると色あせしやすく、一つのキャンドルの中で複数の色が存在するようなキャンドルの場合、時間の経過とともに周りのワックスに色が移りやすいのが難点です。なので私は薄めの色の単色のキャンドルを作るときに使っています。
下の動画のケーキ部分は染料で色付けています。ケーキの土台も、絞っているクリームも染料です。ごくごく淡い色にしたかったという理由と、ケーキ部分は単色だからです。ネコ部分は色をパキッとさせたかったので顔料で色をつけています。
私は目的に合わせて顔料と染料を使い分けて使っています。


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