見出し画像

昭和末期生まれ、初めての上海旅行女一人旅~前日・1日目~

前日

旅行の荷物は少ない方か、多い方か。
どちらかと言えば私は少ない方だ。
基本高速バス遠征がメインなので、荷物が多いだけで行動に支障が出るので、荷物は少な目がモットーだ。
仕事を終え、帰宅後にパッキングした時点で、スーツケースの半分はほぼ空の状態だった。会社の人には海外という都合上、ある程度行き先を漏らしてはいるので、お土産を持って帰るスペースとしては妥当だろう。

何度もパスポートやクレジットカード、アリペイを確認し、就寝する。
本当は早くに就寝したかったのに、結局いつもと同じ時刻になってしまった。旅行前あるあるである。

(次から急にテンションの高い文章になっているが、同一人物である。当時書いたメモなので、とても楽しかったんだろうと思ってもらえると助かる。)

1日目

起床~日本出発

朝5時半起きをしなければいけないのに、布団の魔物に勝てず45分くらいに起きる。(前日寝たのがいつもの同じくらいになってしまったのが敗因)

化粧するつもりだったけど当然間に合わずまあいいか!という気持ちで電車に乗り込み空港に。

私の家から関空までは2時間くらいかかるので、そこが早起きの原因なんだけど(まあまあ近い駅から出ている空港行きのリムジンバスはコロナでなくなったままだった。南無)

関空に着いたらとりあえずチェックイン。小学校高学年くらいの韓国人サッカーチームの男の子たちがたくさんわらわらいた。グランドスタッフの方はかわいい〜って楽しそうに接客してたのでヨシ!

無事チェックインを終えて、トランジットで上海行くけど一度出国したい旨を伝えたら、そのまま出国していいですよ〜とのことだった。

保安検査所も済んでよしよし…と思ってたら突如香る香水の匂い!そう、馬鹿でかい免税店の行列だあ〜!!!!

なんでも、今月からターミナル1の国際線免税ゾーンがリニューアルしたみたいで、めちゃくちゃきれいだった。値段見たけど確かに定価より20%くらい安かったかな。


この写真の横で完成セレモニーをしていたので、本当にできたてホヤホヤの様子

ディオールの香水がキツくて逃げたら化粧品コーナーが現れて、それを抜けたらヴィトンの大きいショップがバーーーン!!!!と目に入った。

ブランド買わせたい気持ちが溢れすぎでしょ。

まあ、興味はないのでスルーして朝ご飯を調達したいなと周りをウロウロ。米が食べたい!と思って探してもよいところがない。パン屋(プロント)はあったけど並んでた。

プラダの前にラーメン屋があるのが、個人的に違和感ありまくりでツボだったな。ぜったい街中では遭遇できない取り合わせ。

さらに歩くと、おにぎりバーガーなるものが。どんなもんかなと思って覗くと、神戸牛A5ランク挟んだライスバーガーが5000円、エビフライでも1000円…いやぼったくりすぎでしょ!後ろの女の子も5000円で引いてたぞ!

そんなのを眺めながら、とりあえず搭乗口に行こうと思ったら、まさかの電車移動。え、そんなのあるんだ。南ウィングと北ウィングの搭乗口はシャトルトレインで移動する様子。3分くらい待って到着したシャトルトレインに乗って北ウィングへ。

北ウィングまで移動してようやくご飯にありつこ…いや待って高いなおい!!!!!ここはUSJか?いや行ったことないけど

あっ、おにぎり撮れてない

食べ物を買いたかったら、チェックインをする前に買うのが正解だと、なんで教えてくれなかったんだ…。こっちは初の国際線なんだよ…っ!
しょうがなくおにぎり(250円くらいだった)を食べて搭乗。

今回はエアソウルという韓国資本のLCCを使ったけど、座席も広いし画面もあるし(ただし全部韓国語)意外によかった!

LINEのキャラとコラボしていた搭乗券。かわいい

韓国入国~出国

快適な空の旅を楽しんで、無事仁川空港に到着✈️

はじめての入国でドキドキしてたけど、無表情のお姉さんにちゃんと手続してもらえて無事入国🎉

仁川空港はキムチの匂いはしなかった…

とりあえず最初に行ったのはオリーブヤング!っていうかそれが目当てで行った!


これは第一ターミナル店

んだけどお…いまいちよく分からなくて…あと、匂いのついてないハンドクリームを探してもなくて…。

第2ターミナルの方が化粧品が充実してるとのことで第二ターミナルへ!

第1ターミナルから第2ターミナルまでは無料連絡バス(10分くらいかかる)があるので、それに乗れば第2ターミナルに行けるとのこと。
ネットで見たら3階に乗り場がある様子。

ところが、道に迷う…。おかしいな、ここにあるはずなのだけれど。
しょうがなくてカウンターに聞きに行ったら今いる階を認識し間違えていた。3階をずっとウロウロしているつもりが、今いるところは1階だったという…そりゃ見つからんよ!

3階に行って無事バスに乗る。みんな凄い勢いで乗るから、うわあああと負けじと勢いだけ出しておいた笑

韓国は寒いって予報で出てたけど、9℃あってちょい寒くらいだった!上海の気候に合わせてトレンチコートを着ているので、防寒対策にダウンベスト着てたけど、ちょうどよいくらいだった。

韓国の寒さは東北とか新潟の寒さに似ていて、空気がキンとしてる感じ。小さい頃からその寒さに慣れていることもあって、東京とかの寒さは苦手で(これは上京してる新潟人みんな言ってた)、久しぶりの寒さを感じて楽しかった。

第2ターミナルに着いたら、空腹の限界がやってきて昼食。ところがあまり店舗がなく、韓国食堂的なところは2か所だけ。
第1ターミナルの方が選択肢広かったんだな、と後で気づいた。

そこで豚肉のスープ定食を頼む。

スンデは右端のやつ。スンデの上にあるオキアミの塩漬けもおいしかった

メインはスンデ!食べてみたかったんだよ〜!

実際食べたら美味しい!地味深いって言うのかな、旨味がぎっしりしてる感じ。血液ってやっぱ美味しいのかな?自分の血を啜ってる(言い方)限り美味しいものとは思えないけど。

豚の腸?もなんかくにゅくにゅしててでもギリ噛み切れるくらいでおいしい。あとなんかのハーブ的なものが入ってた気がする。なんだあの味?

ご飯を食べてたら意外に時間がないことに気づき、ダッシュで第2ターミナルのオリーブヤングへ。

結局化粧品は買わず、ドロップ型のスポンジとハンドクリームだけ購入。最初付けていい匂い〜♪と思ったんだけど、後々匂いが結構キツイことに気付いて失敗😢(強い香料が苦手&好きな香りの幅が狭いので)

まあ使い心地は良かったので、帰国したら無香料のクリームと混ぜて使うか誰かにあげるかしようかな…

ダッシュで第1ターミナルに戻って、試練その①がやってきた…

この渡航には試練がいくつかあって、そこをちゃんとこなせるかがめちゃくちゃ緊張した。

試練①
韓国→上海便のチェックインカウンターで通常ビザじゃなくてトランジットビザであることを告げてチェックインする

試練②
中国にトランジットビザで入国する

試練③
設定したアリペイまたはWechat payがちゃんと使えるか

これさえできればあとはなんとかなるはず!多分!上海で使える交通カードも買いたい!

試練①

チェックインカウンターで「ビザある?」と聞かれたので、「ないよ、トランジットビザだよ」と答える。

そしたらお姉さんはそう、へえ、みたいな感じで「帰りの飛行機見せて」って言ってくる

(おっ、トランジットビザを知っているお姉さんだ!)

いそいそと印刷したeチケットの控えを見せる。

なんか書いたり写真撮られたりしながらドキドキ…

「(上海の後は)日本に行くの?」と聞かれて「はい」と答えたら、チケット発券してくれたーーー!!!よかったああああああ!!!

私の英語は中1くらいだけど、それでも通じたよ!よかった!

ここでトランジットビザを知ってるか否かで分水嶺になると色んなブログを見て思ってたので(私はこの制度を説明するだけの語力がない)、先駆者のみなさまありがとう、グランドスタッフのお姉さんありがとうだったわ…。

その後もスルスルと進んで、免税ゾーンに到着。

しかしドル建てで書いており、いくらか分からないよ〜😢と思考を放棄した(この時点で私の頭にはウォンと元のレートしか頭に入っていなかった)ので素早く乗り場付近へ。

と、思ったら乗り場がない?

今回もLCCの春秋航空だったので、乗り場は第一ターミナルと第二ターミナルの真ん中にある孤島みたいな乗り場へ。

シャトルトレインに乗ろうと階段を降りると、ビジョンにかっこいいイケメンが…って、君はチャ・ジュンファン!韓国のフィギュアスケート選手じゃないか!


カナダのクリケットで羽生くんのチームメイトだったことでも有名。とても演技が洗練していて素敵な選手。

そういやジュンファンくん、モデルもしてるんだっけか。かっこいいもんね。

シャトルに乗って無事乗り場に着いた時は、出発より1時間も前だった。

早く着きすぎたけど、かなり疲労も溜まってたのでドリンクを飲んで休憩。

席で流れてたビリヤードの団体戦がおもしろくてちらちら見てたら、まさかの飛行機40分遅延。
さらに時間を潰す羽目に。

いやしかし待ってるって疲れるね。座ってても疲れるし歩いても疲れるし。

40分伸びる予定だったけど、結局飛んだのは1時間後でした。(出発時間に搭乗開始し始めた)

飛行機内に貼ってあったほろよいの広告。低アルコールって需要あるんだね

1時間くらいだったらまあ…と思いつつ、かなり疲れたので早く寝たい気持ちがだんだん募ってきて、眠くなるし。

まあ乗れただけいいよね!

中国入国

そして、1番の試練。

中国入国。

入国ゲート迷ってたらお兄さんにこっちやでって(中国語で)言われてトランジットビザだよって言ったら専用の入国用紙をもらう。

あんなに細かく書くとは思わなくて(名前とパスポートナンバーくらいだと思ってたら、来た便と帰る便とどこから帰るかとどこに泊まるのか…など細かいこと色々)おどおどしながら記入。

それを書いていざ!入国審査!

前に並んでる人の所から日本語のアナウンスが鳴ってた(指紋と顔写真取る機械が喋ってる)から日本人たくさんいるんだ〜と思いつつ、ボーッと待ってた。

そして自分の番。

入国審査官さんは英語で接してくれて、書いてたやつを全部口頭でも確認する。英語分からないたすけて(いや中国語じゃなくてよかったけど!!!!)

そして色々私に聞いたけど、どうも良い感じの表情をしないお姉さん。

私が渡したエアーチケットやeチケットの控えを見て黙る…そして他の(明らかに偉そうな)お兄さんを呼んだ…!!!

えええ、なんか不備ある???マジで?と思ったら一度審査口から出されて、ここで待てと言われて待つ。
しばらく待ってたらこっちこいと言われて、そのままついて行ってはまた待つ。
これはあれか、呼び出しコースか?しかし何も悪いことしてませんよ、私…と思いながらちょっと泣きそうになってると、お兄さんと一緒に144時間トランジットビザの貼られたパスポートが戻ってきた…!


入国スタンプではなく、あくまでトランジットビザ

え、よく分からないけどありがとう!!!
何が悪かったの?ねえ?

しかし教えてくれないまま、「去」と言って去るおじさん。

パスポートを見たらマックス(144時間)の日にちで発行されてたけど、他の人のブログとかではちゃんと申告の日程で出てたよ?なんで???
私3日しかいない予定だけど?

…まあ入国できただけありがてえ…(ねえ本当に大丈夫?と言う気持ちもなくはない)

とりあえず入国はできたので、あとはホテルにいく!(この時点で20時)

ホテルは人民広場の近くなので、リニアか地下鉄です。

しかし、調べたら(高徳地図を使ってます)あんまり時間変わらないみたいなことが書いてあって、それならめんどくさいし地下鉄で行こう…。かなり入国審査でメンタルがすり減ったため、少しでも心的ストレス(ここでは乗り換え)が少ないほうにする。

券売機でチケット買う。この時に初めて本土でアリペイを使う。本当に使えるのかドキドキしながらスキャンしたら…使えた!やったー!アリペイ使える!


入国審査にエネルギーを使い果たし&アリペイを使えたことで上海滞在何とかなると分かり、安堵でかなり疲れていた

地下鉄に揺れること1時間…

やっとホテルに辿り着きなんとかチェックインを済ませて、今日の冒険は終了です。

夕食食べてなくて、ファミマがあったので朝食セットを買ったけど、ホテル着いてホッとしたら睡眠欲の方が勝った…これは明日食べる…。

なんかもうよく分からず買ったけど、翌日でもちゃんと美味しかった。ちなみにフレンチトーストサンド。

1日目所感

はじめての海外でかつ一人旅。

今のところはなんとかなっている。

元々国内の一人旅は何度もしてるので、一人旅自体に抵抗感がないのが大きいかなと。

ただ、まあまあ無謀なことしてるなとは思う。

でもさー、日本に来る旅行客も日本語もできて英語もできる人なんて一握りだもんね。大体は母国語しかできないもんね。

…いやそういう人は誰かと一緒に来るのよね。本当にそう。
今は言われようのない不安が胸をもやもやさせている。

明日はめちゃくちゃ観光予定入れてるけど、今日結構消耗してるので無理かもしれない…まあ行ける限り行こう!プランで。

それではまた明日。

気になったこと

上海行きに乗ってる隣の子がケーポオタっぽいんだけど、化粧気はないのに爪だけ強気ギャルみたいなデザインのコフィン型でアンバランスな感じがしたけど、中国ではネイルはきれいにするのがメジャーなのかな?それとも顔は見えなくても手は見えるから綺麗に…ということ?いろんな価値観があるんだなあ…


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?