「日本コロムビアの谷川恰と大滝詠一」 第3回 『ナイアガラ・トライアングル』レコーディング
コロムビア移籍の最初の仕事『ナイアガラ・トライアングル』のレコーディングは、1975年11月7日に開始された。大滝、伊藤銀次、山下達郎のレコーディングは分業で行われた。大滝のパートは「FUSSA STRUT Part-I」「夜明け前の浜辺」「ナイアガラ音頭」の3曲である。その中でも大滝が熱を入れていたのは「ナイアガラ音頭」だった。
谷川は連日連夜、福生まで通い、大滝のアイデアを実現していった。
福生通いの日々
今日も福生から会社への直行である。大滝詠一と毎日アイディア論を