多様性に溢れた、ひとりひとりが心地よく活躍できるスポーツ界を目指して。Women With Sportsを通して私たちが実現したいこと。

 初めまして。Women With Sports発起人の豊田&細田です。このコミュニティを立ち上げるに至った経緯について、この場で少しご紹介させていただければと思います。

きっかけは、仲間に背中を押された一歩から

 私たちがWomen With Sportsを立ち上げようと思い至ったきっかけとして、大きく二つの出来事があります。

・2022年3月8日の国際女性デーに開催されたHiVEの「TALKING ABOUT WOMEN IN SPORTS INDUSTRY | スポーツ産業で働く女性について話し合う」という企画で、「より多くの女性が日本のスポーツ界で活躍するためには、どうしたら良いか」という問いについて雑談したこと

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・明日2022年3月26日に開催されるSAJ2022の「スポーツアナリティクス領域における女性活躍のキャリアパスウェイと可能性」という事前収録セッションで、アメリカのスポーツ界で活躍するJessica、Lizから大きなインスピレーションを受けたこと

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 実は発起人の2人とも、表に出ることはそんなに好きではありません。上記2つの大きなきっかけとなったイベントにも、周囲の仲間たちに「舞台に上げてもらった」形で登壇しました。しかし、背中を押される形で実際に一歩踏み出して話をしてみて、

・「日本のスポーツ界で活躍する女性が少ない」という問題は、「スポーツ」だけ、あるいは「女性」だけの問題ではなく、「ひとりひとりが自分らしくいられる社会」をどう創り、またそういった社会の中で「自分のやりたいこと」を選び取る力をどう育てていくか、という問いに変換できる

・「女性のスポーツ」について話し合うことも大切だけれど、本質的には、そういった議論の場に、「女性」のような現状マイノリティとされている人も含め様々な人が参加しているような状態が望ましく、多様性に溢れた、ひとりひとりが心地よく活躍できるスポーツ界が理想である

ことに気づきました。そして、その問いを解き、理想を実現していくために、自分たちにできることがあるのではないか、まずは私たちと同じように「女性」の立場でスポーツに関わっている皆さんと私たち自身が繋がり、共に考え、刺激し合いながら前に進んでいきたいと考え、一歩目として、Women With Sportsというコミュニティを立ち上げることにしました。

Women With Sportsで実現したいこと

 「Women With Sports」と聞くと、「女性がどうスポーツ界で活躍するかを考えるのかな」「女性の女性による女性のためのコミュニティかな」と思われると思います。もちろん「女性×スポーツ」についても思考を深めていく場にはしていきたいと思いますが、私たちが本当に実現したいのは、

多様性に溢れた、次世代が好きなだけ夢を追いかけられるスポーツ界

です。スポーツ界の多様性を考えると、男性か女性かといった性差の観点だけではなく、学歴や人種など、様々なバイアスが存在し、それがスポーツ界の多様性を狭めているように感じます。では、それを乗り越えて、多様性があり、次世代が、自分も活躍できると思えるスポーツ界を実現するにはどうしたらいいのか。その糸口として、まずは「女性」というマイノリティの切り口から考えてみよう、というのがこの「Women With Sports」の試みです。

一緒に考える仲間、大募集!

今後活動を行う中で、

・すでにスポーツ界で活躍している女性と次世代を担う若手が出会い、キャリア選択の幅が広がり、数年、数十年後にスポーツ組織で働く女性比率が増える

・女性登壇者を探しているスポーツビジネスカンファレンス主催団体に適切な人材を紹介することで、スポーツビジネス界を代表して語れる女性が増える

といった「女性×スポーツ」の分野でインパクトのあるアウトプットを出していくことも可能だと思いますし、より視点を広げて、スポーツ界からマイノリティをなくすための議論を深めていくこともできればと思っています。

 ですが、まずは日本のスポーツ界で働く20代、30代のひとりの女性として、同じような立場の皆さんとつながり、互いに刺激を受けながら、次の世代が自分らしい選択ができるようサポートしていく、そんなコミュニティを作りたい。そして、この小さな一歩から、スポーツ界を多様性に溢れた、次世代が好きなだけ夢を追いかけられる場所にしていきたい。そんな風に考えています。

 そのためにも、ぜひ多くのスポーツに関わる女性、今後関わりたい女性と繋がりたいと考えています。コミュニティづくりの手始めにFacebookグループを立ち上げましたので、少しでもご興味がある方はぜひ、こちらから参加リクエストをいただけたらと思います。

 また、こういったトピックに興味があり、議論に参加したい!という方は、性別関係なく大歓迎ですので、ぜひコンタクトいただけたら、と思っています。

Change inspires Change!

 最後に、発起人である私たちも、この活動がどこへ向かっていくのか、ドキドキ、ワクワク、そして正直なところ、ちょっとの不安を抱えています。でも、この一歩が、きっとまた次の変化を生み出すと信じて。素晴らしい仲間との出会いにつながると信じて。少しずつでも前に進んでいければと思っています。

一人でも多く、この活動に共感してくださる方と出会えますように。



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