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じぶん年金を考える

移住して、田舎暮らしには、あまりお金がかからない印象だったのが、実は北海道は静岡にいた時よりも、灯油代やガソリン代がすごくかかる。
会社員や公務員の給与には「寒冷地手当」という手当があるくらい、けっこうな割合で家計に影響を及ぼしてくる。

この2年ほどのコロナ渦の影響で、我が家も家族全員が、静岡を出発した時とは思ってもいなかった今を過ごしている。
家族としての在り方、健康やお金のこと、仕事や将来のこと。
大きなことから小さなことまで。

結婚して15年。どれほど夫を頼りきりにしているか…あてにして生活してきていたか…ワンオペ育児が続くと、より一層、気づかされる。
特に「奥様」という生活をしていたわけでもないけれど、庭の草抜きや、電球の交換、保険やガソリン代のクレジット決済まで、あまり自分事にしてこなかったのは、今思うと本当に情けない話だ。

先行きにようやく不安を感じ、ご近所の高齢者施設で、栄養士のお仕事をさせて頂くことになり、10年以上ぶりにフルタイム勤務をすることに。
ママ友ではない20代の職場仲間と交流を持ち、一緒の仕事をする中で、さらに自分の意識の甘さを実感させられた。
息子たちの、ちょっと先をゆく平成生まれの同僚たちは、コロナ云々関係なく、将来のお金のことや人生プランにとてもシビアであり、正しい情報を選択しようとする能力をしっかりもっている。
施設でクラスターがおきた時も、めちゃくちゃ逞しく、変化する状況へも我々世代よりも柔軟に対応していく。
「昨日までは、こういう指示だったよね?コロコロ変わってついてけないわ…」なんて、言ってると、おいてかれてしまう(笑)

田舎にいても、Z世代という人々から、大いに学ばせて頂いた。
・保険の見直しや、ふるさと納税やNISAで節税や積み立てを考えてます。だって、私たち国から年金もらえないですから!
・ポイントカードは、絶対つくった方がいいですよ~ポイントって、お金ですよ!
・ATMの手数料、もったいないですよ!銀行へいく時間をお金に変えてるとか?だめですよ!
・マイナンバーカード、まだ作ってないんですか?!ポイントもったいないですよ。
という会話が、とても自然でカッコよく、関心してしまう。
日常の彼女たちは、基本、マイ水筒をちゃんと用意している印象で…自炊も楽しんでいる。時々、お菓子が夕飯。という話を聞くと、そんな一面もあるのか…と、ホッとしてみたり(笑)
そういう子たちは、結婚して共働きは当たり前と考える世代だからこそ、恋愛観もキャリアへの考えもしっかりしている。

私は…どうだっただろうか…
事あるごとに、夫に食って掛かった言葉が思い出される。

\子育てや家事を分担するのは、イマドキもう当然よ/

そのくせ、家計のことはすっかり夫任せだった。
イマドキは~と言うのなら、家族としての経済活動も分担し、お互いの財布は各自管理している、イマドキの共働き夫婦もいる。
子育てして、家事をしている私は大変なんだと言っていたのは、自分なんだね…
息子たちも、そういう時代のパートナーを見つけて生きていく。
40代で積み立てNISA…出遅れた感満載だが、ママ友のFPさんに聞いてみよう!

管理栄養士 tomok