年末

今年も明日で仕事納めとなりました。
本年も活動をお見守りいただいた皆様、仕事でお会いした皆様、誠にお世話になりました。

テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、講演会、授業、イベント等々。
今年は特に人前に出てお話する仕事に恵まれ、出張も多かったので11都道府県を回って様々な場所で文化を考えることが出来ました。
何度経験しても緊張しまくるわりに、殆ど二つ返事でオファーを受けてしまうので、毎回新しいことに挑戦できるのは良い点です。

仕事とは別に今年の夏は大学時代の後輩と、人魚を探しに大瀬崎へ。
先日会った時「なんで私たち人魚探してるんだっけ？」、妖怪すねこすりの目撃例を検索しながら「次は岡山へ行くか」などと話していたのですが、いくら記憶を遡っても残念ながら「夏だから」という直感的な発想と勢いで計画したことにしか思い至らず。
そんなわけで夏の間に見つからなかった冒険譚は、冬も引きずり何なら年も共に越そうとしています。

小学校時代、不思議を求め、山沿いのトンネルに自転車を走らせていた頃と変わらず、今も同じスピードで怪異を求めつつ文化財の仕事ができているのは本当に幸運なことです。
何度も止めようと思った日々に、諦めなくて良かったと思える有り難さを実感しています。
同じ面白さを感じていただける皆様と、来年もわくわくを共有できる仕事に挑戦できたらと思います。

いずれ丹波山村で会いましょう。

良いお年を！