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#5 出口戦略を紐解く'23[男子編](小学校受験)

 ご来訪ありがとうございます。
 24年度版最新版が配信されていますので、良かったらそちらをご覧ください。

2022/3/9 2022年度版大幅リライト
2023/1/6 進学実績更新、一部リライト、追記

 いつもご覧頂きありがとうございます。
 各校の実績は夏以降には出揃うため、本来は秋くらいに実績をアップデートすべきなのですが、遅くなってしまい大変申し訳ありません(ご存知の通り、小学校受験の秋は他の優先順位が高くなるので…)。

 さて、2022年秋の受験の傾向はまだ分析できておりませんが、個別のご相談やSNSでの投稿を拝見していると、やはり男子の小学校受験の進路を悩まれているご家庭は多いようです。

 その証拠になるか分かりませんが、note「お受験を紐解く」シリーズの閲覧数は、有料販売にも関わらず、本noteが一位です。何度も読み返して頂いている方が多いのだと思います。

 今回、合格実績をアップデートしましたが、検証結果が大きく変わるようなデータは見当たりませんでした。男子の小学校受験が悩ましい本質はそう変わるものではなく、本noteの肝は、「まとめ」以降にあると言っても差し支えないと思います。
 有料につき強くお薦めするのは憚られますが、男子のご家庭は、お子様のためにもご一読頂きたいと思います。

 それでは、約22,000字の長文(新書の1/4くらいの量)ではありますが、お時間ある時に付き合い頂ければ幸いです。

※男子とは全く世界の違う[女子編]はこちら


■はじめに

 本noteのテーマである、学力志向の男子の小学校受験においては、早慶附属小学校が勝ち組、進学校に農大稲花小学校が登場し厚みを増したというのが、これまでのスタンダードです。
 そして、それらの学校の倍率の異常値から考えると、男子は極めて選択肢がないというのが、男子を持つご家庭の悩みでした。

 しかし、データとは恐ろしいものです。本noteの検証で、これらの常識が覆ったと言っても過言ではありません。
 結論を言えば、男子の小学校受験の選択肢は十分にあります。但し、それは一貫教育だけでなく、中学受験という男子の成長を大きく促す場面も視野に入れての選択肢です。
 男子の小学校受験は選択肢が少ないのではなく、恐らく女子以上に、「将来をしっかり考えないと後悔する受験」、つまり「親の覚悟が必要な受験」と言えるでしょう。

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