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#53 個人(小規模)教室を紐解く(小学校受験)

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■はじめに

 「紹介制の個人教室」と聞くと、何やらお受験のとっておきのノウハウがそこにあって、新規層には遠く及ばないお受験の隠れた世界がそこにあるように思えます。

 そもそも個人教室の定義ですが、明確な指標があるものでもなく、言ってみれば「ベテランの先生が一人(+アシスタント)で運営されている教室」と言ったところでしょうか。
 全ての生徒とご家庭を、メインの先生が直接指導していることがポイントです。お子様の状況と親御さんの属性・志望が一本の線で繋がっているので、適切な子供への指導や子供の仕上がりによる受験戦略の指導が可能となります。

 紹介制についてですが、人気の個人教室は紹介の入会希望だけで満席状態で、HP等で訴求活動をしなくても会員数が十分な場合もあります。また、現会員なり卒業生の保護者のフィルターを一度通すことで、新規入会者のミスマッチを防ぎたい狙いもあるでしょう。

 一方で、HPやブログを開設しているからと言って、「人気のない先生なんだ」「会員数を増やしたいんだ」と判断するのは早計です
 皆さまのSNS活用も様々な理由があるのと同様で、備忘録としてブログやSNSを活用されているお教室もあれば、現会員の保護者に向けて「こんなことしてますよ」と伝えている場合もあります。
 紹介制の垣根の高さを取っ払って、「個人教室をもっと身近に」の志の先生もいらっしゃるかもしれません。
 逆に言えば、「紹介制だから良い先生」と盲信しないことも重要です。

 冒頭に戻りますが、実際は特別なノウハウがあるでも、とっておきの情報があるでもなく、以下の個人教室のメリットを活かしてのご指導がなされているだけです。
 本noteでは、そんな新規層にとって謎に包まれた個人教室を紐解きたいと思います。お受験に近道はないことをご理解頂けるでしょう。


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