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#84 記者会見要旨(小学校受験・小受)

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 2024年12月22日21時半。狼侍(おおかみざむらい)氏による書籍発売決定の記者会見が配信された。書籍のタイトルは『小学校受験は戦略が9割』。新潮社から2025年1月23日(木)に発売される。
 SNSでの発信スタートからおよそ4年。子どもを追い詰め過ぎす、親の受験であることを理解してほしいと訴え続けた同氏の想いが、ついに日の目を見ることになった。

 記者会見での質疑応答は以下の通り。

——『小学校受験は戦略が9割』の発売が決まった今のお気持ちは?

狼侍:感謝の気持ちでいっぱいです。非常に小さなマーケットの企画を通してくださった担当編集さんをはじめ、新潮社さんや関係者の皆さまへの感謝はもちろんですが、やはり今の狼侍があるのも、この4年弱の間、たくさんの応援や激励、感謝の言葉をくださったSNSの皆さまのおかげです。支えてくださった多くの方に本当に感謝をしたいです。ありがとうございました。
 皆さまに育てていただいた狼侍が、こんなところまで来てしまいましたが、今まで通りの狼侍ですので、今後ともよろしくお願いします。

——「小学校受験の概要がまとまった書籍を書いてほしい」とオファーを受け取った時のお気持ちは?

狼侍:もちろん目標としての達成感もありましたが、これまでお伝えてしてきたことを体系的にまとめる機会、そして多くの方にお届けできる機会をいただけたことが、何より嬉しかったです。
 昨今、SNSやインターネットの情報も非常に増えていて、断片的な情報が多いため、たくさんの方が情報の集約に苦労していると感じていました。また、すでに多くの情報を発信していますが、届いていない方も多いことにもどかしさもありましたので、大変有り難い機会だというのが率直な気持ちです。

——タイトルの『小学校受験は戦略が9割』は刺激的な言葉ですが、どんな思いを込めましたか?

狼侍:戦略という言葉が一人歩きして、受験ゲームのようになってほしくないのが正直な気持ちです。ただ一方で、小学校受験は親が決める受験であり、親自身も選考の対象となる受験です。昨今の子どもへの鍛錬に偏っている状況は、発達や親子関係への懸念もさることながら、そもそも合格という目標から逆に遠ざかっていることを理解してほしくて、このようなタイトルとさせていただきました。
 「戦略」を「親」に置き換えていただいても結構だと思います。

——執筆中、これは大変だった!というエピソードがあれば教えてください

狼侍:すでにnoteという媒体で多くの記事を書かせていただいているので、書籍化を受けた当初は、そこからの抜粋で良いだろうと思っていました。しかし、コンパクトに体系化するのは想像以上に難しくて、結局ほとんどを書き直すことになったのが思っていた以上に大変でした
 また、小学校受験や私立小学校をよくご存知ない方に向けて、改めて書き起こした箇所もあります。そのあたりの内容は、現在私立小学校に通う親御さんにも、私立小学校の良さを見直すきっかけにもなるかと思います。
 それから、さすがの老舗出版社は校閲が非常に厳しかったです。願書よりチェックしたかもしれません。笑

——今回の書籍でお勧めはどんなところですか?

狼侍:正直、かなり密度のある内容です。大変おこがましいですが、例えるなら「小学校受験の教科書」たる仕上がりと自負してます。教室への誘導や利害関係もないため、小学校受験の本質に踏み込んでいるのが特徴です。
 多くの小学校受験の指南書が、どちらかと言えば育児書に近い内容になっていること、受験指南があっても全体のスケジュール感や概要感くらいに留まっているのに対して、本書は具体的な学校名が記載された分類やデータも駆使した実践書です。受験中に何度も読み返していただける内容になっていると思います。
 なので、できれば電子でなく紙の書籍をご購入いただき、マーカーや付箋をつけて活用いただければと思います。

——書籍化ふくめ、長く活動を続けられる1番のモチベーションはどんなものでしょうか?

狼侍:当初に抱いた、「小学校受験の視野を広げてもらい、子どもに過度な負荷を掛けないでほしい知名度や人気に惑わされず、家庭に合った初等教育を選んでほしい」との想いは今も変わりません。
 さらに、SNSにて多くの声援を直接いただいていることがこの上ない励みとなっています。おかげさまでnoteの媒体での有料記事からの収益もあり、それをアプリ開発・運営や取材費へと還元することで、また一層の情報をいただく好循環となっています。
 受験活動そのものは、学校と教室がメインの舞台となりますが、その全体を俯瞰する立ち位置として、必要とされる限りは継続したいと思っています。

——小学校受験に興味がある方、または現在進行中の方が手に取ると思うのですが、メッセージをお願いします

狼侍:一気に全部を読もうとすると情報過多になってしまうと思いますので、興味がある方は前半の章を中心に、現在進行形の方は今のご家庭のステージにあった章をお読みいただくのが良いかもしれません。
 もちろん、一度ゆっくりと全体に目を通していただければ、必要な時に必要な箇所へのアクセスが容易になると思います。

——狼侍の発信・執筆やアプリ運営以外にお仕事はされているんですか

狼侍:はい。本業は別にあります。それゆえ、あくまで現在のライフワークとして業界各所と利害関係なく取り組めていますので、踏み込んだ内容を発信できていると思います。また、自身への利益還元は考えておりませんので、過度な価格設定や煽る内容にする必要性もありません。
 狼侍は、あくまで我が家の受験期に多くの方に教えをいただいた恩送りです。その気持ちゆえ、本書の著者印税も、全額を新潮社さんより直接寄付させていただくことになっています。

——小侍くんに質問してもよろしいですか?SNSはまだやったことないですか?

ワニ小侍:あ、はい。源氏とかパンダとかが怖いのでやってません。あと、門限破るとすぐ見つかるのでやってません。でも、本発売のカウントダウンはやっていいって言われてるので、がんばります!フォローお願いします!(@ojukenkowaiyo2)

——最後に、今回の書籍に点数をつけるとしたら?

狼侍:小学校受験の面接の評価と同じく、読者の方との相性が全てです。多くの方に100点でお届けできれば有り難いですし、50点の方もいらっしゃると思います。それぞれに合うアドバイスはあるでしょうから、一つの道標としてお役に立てれば幸いです。

——ありがとうございました。

狼侍:ありがとうございました。本書が多くのご家庭に届き、幸せな進路選択の一助になれば幸いです。メディアの皆さま、フォロワーの皆さま、拡散、ご紹介のほどよろしくお願いします!
 それでは、素敵なクリスマスをお過ごしください!

記者会見を終えて

 閉鎖的な小学校受験界の道標を目指してSNSで発信を続けていた狼侍氏。新たな舞台に挑む本書が業界にどのような影響を与えるのか、とても楽しみである。
(了)

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