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氷の詩

貴方は私を冷たい氷だと思っている

そうよ、私は冷たい氷

けれど貴方は氷の扱い方を知らない

電子レンジで温めたような人

きっと冷たさを知らずに

生きてきたのね

機械的に温められても

ちっとも嬉しくないのを知らない

一度冷蔵庫から氷を1つ取り出して

口に放り込むといいわ

どちらが冷たいからすぐにわかるから

硬くて冷たい

それが氷

貴方はそう思ってる

貴方は私を冷たい氷だと思っている

そうよ、私は冷たい氷

けれど私は

貴方を優しい人だとは思わない



自作の詩です