デンジャラス・ビューティー

 先日ツイッターしてたらこの映画の話を耳にして、存在を思い出しました「デンジャラス・ビューティー」について書いてみたいと思います。なんか酷い書き出しになってしまいましたが、実を言うと私はこの映画がかなり好きなんですが、ちょっと気を抜くと忘れてしまう映画でもあります。今でも細部はあまり覚えていません。

 そもそも何故観ようと思ったのか自分でも分からないのです。サンドラ・ブロックのファンでもありませんし、監督も知らない人です。でも公開されたらすぐに劇場に観に行ったと記憶しています。まあ女刑事が美人コンテストが脅迫だか何だかされた事件で出場者のフリして囮捜査するというお話で、特にびっくりするような展開もなく、予想される範疇でまとまっている映画です。

 でも何だかその適度なヌルさが心地よくて、映画ってこのくらいでいいよなあと感じるのも事実です。他にも「エントラップメント」とか、新作の方の「チャーリーズ・エンジェル」とか、適度にヌルくて普通に面白い映画という感じです。何も人生に影響を与えるくらい深い映画ばかりでなくていいのです。昔からテレビの洋画劇場ではこのくらいの映画をたくさん観てきたので懐かしい感じすらしました。

 冒頭からサンドラ・ブロック扮する女刑事(FBIだったかも、でもどっちでもいいか)が色気の無さというかガサツさをアピールするような演技をして、後々綺麗に変身して「マイ・フェア・レディ」的面白さを出そうと狙ってくるのですが、その努力も虚しく最初から普通に美人です。ここに力を入れて本当に美人に見えないようにメイクだか撮り方だかを工夫することもできましょうが、そこまでしないところがこの映画のヌルさであり、その点を嫌う人もいるでしょうけど私はそういう典型的ハリウッドエンターテインメントさを楽しみました。

 事件の方も人が死んだりというような不必要な殺伐さはありません。こういうところでブレないのは「できないのでなくあえてやっていないのだ」ということが分かって安心できます。別に事件自体はたわいもなくていいのです。そこを見せる映画ではないのです。

 マイケル・ケインとウィリアム・シャトナーが力の抜いた余裕の演技でこの適度にぬるいノリをさらに安定させています。よい意味で予定調和なストーリーは本当に安心して観ていられるという感じで、やたら人が死ぬ映画で心のすさんでいる方や、お金をかけたスケールのでかい見せ場に食傷気味の方にはぜひご覧頂きたい佳作だと思います。こういう映画って今もちゃんと作られているんですけどスターが出ていないと最近は日本公開もされなくなってきましたね。かく言う私もさっき調べるまで続編があると知らなかったのであまり偉そうなことは言えませんが。まあとにかくあまり褒めてるように思えないかもしれませんが、今回はオススメの映画の紹介でございました。

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