おっぱいにお別れを言いたかった。
皆さま、お疲れ様です。
今日もnote書いていきます。
嫁の事を、シリアス目に書こうと思ったんです。
でも、疲れて全然頭回らないので、シリアス目なのは後日に回して今日は脊髄反射スタイルで書いていこうと思います。
今日、嫁が乳癌の手術をしました。
右乳房全摘出の手術です。
嫁が入院する2日前くらいに、手術当日は家族が病院に行って待機するということを知りまして。
僕だけ行くか、僕と末っ娘だけ行くか、家族全員でいくか悩みました。
でも、手術中何かあるかもしれないという不安があったのと、娘ポン(長女)には大病を克服しようとする嫁の姿を見ておいてほしかったので、家族全員でいくことを選択しました。
手術は15時からということで、子供たちには全員午前中で早退させて、バスを乗り継いで病院に向かいます。
すると、予定より45分も早い14時15分には手術室に入る、と嫁から連絡が。
幸い早めに着くように行動していたので、なんとかギリギリで手術室に向かう嫁と合流できました。
嫁は特に緊張した様子もなく、点滴のポール(?)を片手に持って歩いていました。
付き添いの看護師さんに軽く説明を受けながら院内を移動。子供たちはその間、微妙に緊張していたみたいです。
手術室の付近まできたところで、僕らは「家族待合室」というところを案内されて、そこで待機することに。
僕は持参したマンガを読み、子供たちもそれぞれ持って行った暇つぶしグッズを使って過ごしました。
待合室に着いてから2時間弱くらいで名前を呼ばれ、医師から説明を受けることに。
「手術時間は1時間5分。脇のリンパへの転移もありませんでした」
心配していた転移がないと告げられて、心底ホッとしました。
ひとまず、現時点では癌の病巣を全て取り除けたということで、胸をなでおろしました。
医師の説明から20分後、全身麻酔から覚醒した嫁と再会することができました。
4人の看護師さんが押すベッドに横になった嫁は、覚醒したばかりで少しボーっとしていました。
看護師さんに促されて「お疲れ様」と声をかけました。
ベッドに横になっている嫁の姿にちょっと緊張気味な子供たちを、全員嫁の視界に入るように並ばせると、嫁はふっと表情を弛めて目を閉じました。
コロナの影響で、家族といえども病室まで付き添うことは許されないので、手術前と同様、手術室の前から病室付近までの間だけ、嫁と一緒に移動しました。
これ以後は退院まで面会はできません。
僕たちはまた、嫁に「お疲れ様」と言って家路につきました。
とまぁ、そんな感じであわただしい1日でした。
何より、嫁の体に今のところ転移がないというのは良いニュースでした。
ただ、乳がんは転移しやすい癌だというし、癌の細胞は血液に乗って体を巡っていると言いますから、まだまだ油断はできませんが。
あ、そうそう。
入院直前と手術直前の2回、僕は嫁に「おっぱいにお別れを言いたい」と申し出たのですが、いずれも却下されました。
3人の子供たちを育てるのに頑張ってくれた嫁の右乳房は、本当によく働いてくれたと思います。お疲れ様と言いたかったのに。
何で却下されたんだろう?w
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