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【五臓を支える六腑とは②】

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皆様こんばんは!
ライフスタイルブランド 「W-NUDGE」です🌷
記事を開いて頂き誠にありがとうございます!

本日の内容は!
【五臓を支える六腑とは②】

〜こんな方におすすめ〜
・六腑の理解を深めたい
・東洋医学の基本を学びたい
・薬膳に興味がある

前回は五臓と六腑の関係性と、五臓を支える「六腑」がどのような役割を持つのかお話しました♪

まだの方はコチラからご覧頂けます👀♪
>>>https://note.com/wnudge_official/n/nc647a543c941?sub_rt=share_pw

本日は続編!
「六腑」のうち”胃・大腸・膀胱・三焦”について
それぞれの働きをご紹介致します♪

【”胃”について】

①”胃”の働き

”胃”は別名、胃脘といわれ、上脘(入口、貸門部)・中脘(胃体部)・下脘(出口、南門度) の3つに別れています。
”脾”と共に消化器官の総合的な働きをしており、湿を好み乾燥を嫌う特徴があります。
働きを胃気といい、大きくみて2種類あります。

・水穀の受納・腐熟
口から入った食べ物を最初に受け入れる働きを持ちます。
これを受納といいます。

受け入れた食べ物は”胃”でドロドロに細かく消化されます。
これを腐熟といいます。
つまり口から入れた食べ物は”胃”で受納・腐熟され水穀精微の基本物質となるのです✨

・通降を司る
”胃”は下降させる働きを持ちます。
この働きにより、受納・腐熟された食べ物はゆっくりと”小腸”へと送られます。
これを通降といいます。

このように”胃”は生命活動に大変重要な水穀精微を生み出す役割を果たしていることから、「水穀の海」と呼ばれることもあります。

②”胃"による不調

”胃”の状態が悪くなると、関連している”脾”も不安定になります。
”脾”は食べ物の消化吸収を行ったり、”血”を全身に巡らせる働きがある為、鈍ると吐き気、嘔吐、消化不良、胃痛、食欲不振等の症状が起こります。

”脾・胃”が共に正常であれば、”気・血・水”の原材料である水穀精微を正常に生み出す事が出来ます✨

【”大腸”について】

①”大腸”の働き

”大腸”の働きを大腸の気といいます。
働きは大きくみて2種類あります。

・水分の再吸収
”大腸”は身体にとって栄養素にならない不要物を”小腸”から受け取ります。
そして、その不要物の中の水分を再吸収し、 代謝に関わります。

・糟粕の伝化
”小腸”から降りてきた不要物・老廃物を便として形成させます。
形成された便は肛門へと送り出され、排泄します。

この排便の過程は、
”肺”の、不要な水を下方向へ移動させ排出させる-粛降-という働きと
”胃”の食べ物を消化した物を”小腸”へと送り出す働きから齎されています。
さらに、
”脾”の、食べ物の消化吸収を促進し栄養を運搬する-運化-の働きと、
”腎”の、水を必要な津液と不必要な湿濁に分別し、必要なものはリサイクルしながら不必要な物を尿として体外に排泄する-気化-という働きと
”腎”の、異常発汗や出血、失禁などを抑制する-固摂-という働きにも関係しています。

つまり”大腸”の働きは、肺や胃の働きに助けられながら、脾と腎と共に形成した老廃物を下降させることなのです!

②”大腸”による不調

”大腸”の働きが悪くなると、関連している”肺”も不安定になります。

”肺”は気を全身に運んだり、津液の代謝を促し不要な水を排出する働きを持つ為、弱まると身体中の空気の循環が悪くなります。
すると体内は乾燥し、”大腸”の潤いも不足します。
潤っていない”大腸”には熱が籠り、水分の再吸収が過剰となることで便秘の症状が起こります。
反対に”大腸”の水分の再吸収の働きが弱くなると、水分と糞便が一緒に排泄されてしまう為、下痢の症状が起こります。

【”膀胱”について】

①”膀胱”の働き

”膀胱”は下腹部に存在します。
働きを膀胱の”気”といい、大きくみて3種類あります。

・尿を蓄積する
”膀胱”は代謝後の不要な水分から尿を生成し、一時的に貯蔵する働きを持ちます。

・水分の再吸
”膀胱”の気の運動によって、蓄積していた尿液から水分を再吸収し、津液を生成します。
身体にとって必要な水分である津液は、
”肺”の、体内の水分を輸送、排泄を滞りなく円滑に通す-通条水道-という働きや
”脾”の、津液の流れが停滞らぬように運搬し消化する-運化水湿-という働き、
“腎”の、水液代謝を調節する機能-主水-という働きと共に
“大腸・小腸”の再吸収により全身に巡り、身体を潤します。

つまり、津液は五臓六腑全体を通して身体を潤しているのです💡
この働きから”膀胱”は「津液の府」といわれています。

・排尿する
貯蔵されていた不要な水分を排泄する働きを担っています。
尿液は”腎”の、水を司り排尿と排便を管理する働きと、”膀胱”の気を下に降ろす働きにより、陰部の開閉が行われ排泄する事が出来るようになります。

②”膀胱”による不調

”膀胱”の状態が悪くなると、関連している”腎”も不安定になります。
”腎”は水液代謝を調節したり、成長・発育を促進する働きがある為、
働きが悪くなると、頻尿や排尿困難の症状が起こります。

”膀胱・腎”が共に正常であれば、
身体にとって必要な水分で身体を潤し、不必要な水分をきちんと排出する事が出来るのです✨

【”三焦”について】

①”三焦”の働き

ここで初めて出てくる”三焦”ですが、これは東洋独自の概念であります。
”三焦”は、舌から胃の入口までを上焦、胃から臍部までを中焦、臍部から陰部までを下焦と呼んだりもします。
対称となる臓器はありませんが、
上焦は”心・肺”で、中焦は”脾”、下焦は”肝・腎”に分布していると考えられています。

働きは大きくみて3種類あります。
・熱源

体温を保つ為に絶えず熱を発生しています。

・通り道

皮膚と臓器の間で”気・水”を全身に巡らせる通り道の役割を果たしています。

・保護

病気から身体を守る衛気を全身に広げ、身体を常に保護してくれています。

②”三焦”による不調

"三焦”は他の臓腑と違い全身に関係していることから、不具合が起きた場合不特定多数の不調が起こります。
原因は肉体疲労、内臓疲労、ストレスと考えられています。
暴飲暴食が続いている場合や過度なストレスを抱えている場合は注意が必要です。

”三焦”には神経が沢山ある為、経絡の流れが滞ったり神経過敏になると、耳鳴り、眩暈、不眠、片頭痛などの不調が出やすくなります。


いかがでしたか?
「五臓六腑」を理解すると、様々な方面からご自身の体質や症状を理解出来るようになります。
また、ここまで読んで頂いた方はお分かりの通り、「五臓六腑」の状態は、排便の有無と大きく関わっています。
"便通"は健康のバロメーターとも言われているのです。

そこで次回木曜日は!
【便秘タイプチェック!】をお送りします!
それではまたお会いしましょう❇︎°
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