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【チャンピオンシップBest4】ブロッカー28枚!?シャチ入り緑キッドデッキを解説!!

・シャチって何で入ってるの!?
・カウンターが少なすぎない?
・どうして緑キッドを選んだの?

このnoteでは、ワンピースカードチャンピオンシップBest4デッキ【シャチ入り緑キッド】の解説をしていきます。各カードの採用理由や、対面ごとの戦い方、目指すべき盤面やこれだけはやっちゃダメ!な事をお話します。

特にシャチの強さや採用理由、現環境でよく見る各対面との戦い方など…気になっているであろう部分はガッツリ解説していくので、ぜひ最後まで読んでいって下さい!

9/22 追記
フラッグシップバトルの当選落選が発表されました!カードプールには【海軍】が追加されますが、その影響で緑キッドの構築にも変化が生まれます。


最新の【緑キッド】リストを掲載している部分では、【海軍】環境を想定したデッキとプレイングについて追記しています!

はじめまして。
チャンピオンシップ配信卓で顔バレして前職の同期から『もしかしてワンピースのカードやってる?』ってLINEが来ました、あーる。と申します。

チャンピオンシップ東京会場でBest4になることが出来ました。


Best32記念品《ウソップ》
Best16記念品《ゾロ》
Best8《CS2022本選進出権利
以上を獲得。


配信卓では《シャチ》を1000カウンターとしてトラッシュに送り、解説陣を笑わせた実績があります。

このnoteを読んでいる方にこれ以上の自己紹介は不要だと思いますので、早速本編へどうぞ!

【緑キッド】デッキの特徴


みなさんは【緑キッド】というデッキにどんな印象を持っていますか?



①ガンガンアタック!攻めのデッキ
②ガッツリブロック!守りのデッキ


……………



…そう!正解です!


もちろん①ガン攻めデッキですよね。

ワンピースカードゲームは攻める側に大きなリスクが無く、逆に守る側は手札やブロッカーを失ってしまうので、基本的に攻めるデッキが有利です。


【緑キッド】もそんな攻めるデッキの一つ。この認識を間違えていると、本来は勝てた試合も変に守りの意識が強くなってしまいそのまま敗北…なんてことも。


【緑キッド】の切り札とも言える《ユースタス・キッド》2種の強さのひとつに、『アタックのついでに守りが出来る』ことが挙げられます。つまり意識自体は攻めにいって、そのついでに守りも出来る…みたいなイメージです。


7コスト《ユースタス・キッド》がパワー8000↑でアタック、その後ターン終了時にアクティブになり大きなパワーを持つブロッカーに。8コスト《ユースタス・キッド》なら9000でアタックしたあとには鉄壁の構えに…。


緑キッドデッキと対戦していて『8キッドは突破出来るけど、そこにドン全部使っちゃったら次の12000リーダーアタック×2が守れない…!』なんて経験、皆さんもあると思います。

そんな『攻めつつ守る』が自然に行えるのがこの【緑キッド】デッキ。ここからは採用されている各カードを解説していきます。

攻撃は最大の防御。


【シャチ入り緑キッド】各カード解説

《モモの助》《ジュエリー・ボニー》

先攻後攻問わず、1ターン目にプレイしたいカード達です。2ターン目でも間に合いますが、基本的には早いターンで場に送り出し"仕事"をしてもらいます。

ここで指す"仕事"というのは、
サーチ効果のことだけではありません

私はこの《モモの助》《ジュエリー・ボニー》の2体を【ブロッカー】と呼んでいます。意味がわかりませんよね。だってそんなこと効果欄に書いてないもの。

ですが、こんなシーンを見たことは有りませんか?

先1ボニー後1モモ先2アタック

場に登場して効果を使用した《モモの助》《ジュエリー・ボニー》に対して、先攻側がキャラクターに対してアタックしてくれました。サーチ効果だけで無く、ブロッカーとしての仕事まで果たしてくれるモモの助。ありがとう。


《モモの助》や《ジュエリー・ボニー》といった1コスト払うことで手札を補充出来るカード優先的にアタックし除去しておきたいキャラクターなので、対戦相手から見れば『レスト状態になってくれ…!』と祈っていること間違い有りません。


そこで対戦相手の夢を叶え、こちらはライフと手札を守ります。これが【モモボニー実質ブロッカー理論】です。あまりにも安直な名前。


特に今回使用した【シャチ入り緑キッド】は、カウンターの数が少なく合計カウンター値が34,000と低め。内訳は1000カウンターが5種20枚と2000カウンターが2種7枚です。

このカウンター値で序盤の5000リーダーアタックを全て通してしまうと、終盤の5コストルフィアタックやリーダーキッドの12000×2などを受けきれません。なので、序盤はブロッカーと書かれていないブロッカーを使用してライフを守ります。

ジュエリー・ボニーの隠された効果を発動!

《キラー》

宇宙最強クラスのブロッカー。


後攻1ターン目にやることなければ《キラー》を出して良し、後攻2ターン目にはモモボニーを使いながら3体並べてドンをそっと添えてターンを返して良し、8コストキッドの効果で出してドンを付けたらもう鉄壁


カードゲームにおいて【カードを1枚ドローする】系は強いと、ポーネグリフにもそう記載されています。本当です。


《スクラッチメン・アプー》

カウンター+2000!!!!
特徴、超新星!!!!
以上。

このカードが場に登場した回数は、ワンピカードの歴史上10回も無いのではないかと言われています。

《ネコマムシ》《イゾウ》


《ネコマムシ》が存在しているから【緑キッド】を選択した
と言っても過言ではありません。ここまで過言が過ぎる発言をしまくってきたので信用度はインペルダウンの最下層まで落ちているかもしれませんが、これだけはガチ


それにしてもこの《ネコマムシ》《イゾウ》あまりにも強すぎませんか?
緑系デッキを作成するときには、他のどんなカードよりも優先して4枚投入します。


先攻2ターン目でプレイし、後攻1ターン目に登場した対戦相手のキャラクターへアタックするも良し。後攻2ターン目でプレイし、先攻2ターン目で登場した強力な3コストカードをレストしてリーダーでアタックするも良し。


終盤ライフを取りにいく際には、対戦相手が『これで耐えてくれ…!!!!』と祈ってプレイした低コストブロッカーを無慈悲にも寝かせることが出来るという、どのタイミングでプレイしても最高クラスのパワーを誇る超絶ぶっ壊れカードです。

ネコマムシ? 強いよね。
序盤、中盤、終盤、隙がないと思うよ。
だけど……俺は負けないよ。

《お菊》

このカードをプレイするだけで対戦相手は悶絶し、頭を抱えて思考には霧がかかり、最後には気を失ってしまいます。これは流石に過言です。


ですがカードパワーの高さは随一!
素晴らしいステータスと効果に恵まれています。


唯一カウンター値が無いことだけがデメリットですが、それを打ち消すほどのメリットがあります。特徴ワノ国であり、パワーは素でも5000。効果対象は非常に広く5コスト以下となっています。


特にこのレスト効果が非常に強力です。

ミラーマッチにおける最強クラスのキャラクター《バジル・ホーキンス》や赤系の5コスト《モンキー・D・ルフィ》、紫カイドウの《クイーン》や青系の中型ブロッカーを一気に処理することが出来ます。


また、今回採用した5コストカード達との相性も抜群です。
《トラファルガー・ロー》
《バジル・ホーキンス》


これらとの組み合わせ技は後述しますが、カウンター値の無い《お菊》を4枚採用出来た理由は上記カードのおかげです。

豆知識:お菊の身長は287cm

《シャチ》

今回の目玉カードと言えばコレでしょう。
ついに《シャチ》の登場です。

配信卓では良いところが見せられなかった《シャチ》ですが、チャンピオンシップ予選や配信外の試合では大活躍!《シャチ》にしか出来ない仕事と採用することのメリット/デメリットを解説します。


《シャチ》は【ブロッカー】効果と《ペンギン》を登場させる効果を持つキャラクターですが、今回のデッキでは《ペンギン》を不採用としているので基本的にパワー4000を持つ【ブロッカー】として採用されて…


いません!


《シャチ》の本当の仕事は
【5000アタッカー】兼【4000ブロッカー】


《シャチ》アタックすんの!?
って思われる方もいると思いますが、実はめちゃくちゃアタックします


ミラーマッチで《モモの助》や《ジュエリー・ボニー》へのアタック要員になるのはもちろん、下級キャラクターがこちら側の《モモボニー》にアタックしてきた返しにそのキャラクターをKOしに行くことも多いです。


効果使用済みの《ネコマムシ》や《イゾウ》といった既に仕事の終えたキャラクターのアタックも防ぐことが出来て、アタッカーとしてもブロッカーとしても優秀です。


また、赤ゾロや赤ルフィではドン!!を下級キャラクターである《ナミ》にドン!!付けて5000アタックを仕掛けてくるので、その返しに《シャチ》がアタックします。速攻を持つ《サンジ》へアタック出来るのも高評価です。

1ドン付けてパワー5000にしてからリーダーへアタックすることも多々ありますが、基本的にはレスト状態になっている下級キャラクターへのアタックがメインです。


《ネコマムシ》の効果で対戦相手のキャラクターをレスト状態にし、《シャチ》とリーダーでアタックすることも多かったです。


ただ、アタッカーとして運用した場合には《シャチ》がレスト状態になってしまうので、次ターンの対戦相手のアタックを止めることが…


出来るんです!

これは前述した【モモボニー実質ブロッカー理論】と同じようなイメージで、せっかくブロッカーがレスト状態になっているのだから今のうちに確実に倒しておこう…といった相手の思考から実質的にブロッカーとして活躍するというものです。


チャンピオンシップの予選でも8キッド+《シャチ》となる盤面を嫌って、ゲーム中盤に発生した《シャチ》アタックに対して対戦相手のリーダーアタックが《シャチ》に飛んでくることが非常に多かったです。


《シャチ》自身がパワー4000あることから2000カウンターで守られることを考慮して、1ドン付与リーダー6000アタックとなる場面も多かったので3コストカード1枚がした仕事量としては100点満点です。

《シャチの仕事内容》
1.相手の攻撃をブロック
2.相手のキャラにアタック
3.ドン付与して5000アタック
4.殴ったのに実質ブロッカー
5.《ニコ・ロビン》の効果を回避
6.《シャンクス》の覇気を耐える
7.サクッと捨てられるカウンター+1000

ブラック企業だ

《バジル・ホーキンス》

対緑キッド最終秘密兵器!!!!

だったんですが…
チャンピオンシップ当日までにもう広まりまくっていて、対戦した緑キッドや赤緑ローにもしっかり採用されていました。みなさん情報へのアンテナがスゴイです。


このカードは基本的に8コスト《ユースタス・キッド》対策カードとして注目され始め、そこから多面ブロッカーへの貫通力の高さや基本ステータスの優秀さなどから更に非常に評価が上がりました

前述した《お菊》との相性も高いこともあり、今回のチャンピオンシップ構築では4枚採用しています。


2ターン目に《お菊》
3ターン目に《バジル・ホーキンス》
4ターン目に《お菊》1ドン付与アタック、《バジル・ホーキンス》1ドン付与して《お菊》の効果でレストした対象にアタック、《バジル・ホーキンス》or《トラファルガー・ロー》を追加でプレイ

などの《ユースタス・キッド》が絡まないゲームでも盤面を強固にすることが可能で、ブロッカーを実質的に無視出来る《バジル・ホーキンス》のおかげで次ターンでのゲームエンドまで見えてきます


また、今後流行するであろう【紫カイドウ】デッキに採用されることの多い《ウタ》に対しても有効です。《ウタ》のブロック時効果が先に発動し、その後《バジル・ホーキンス》のアクティブになる効果が発動するため《ウタ》の効果が効きません。

スターター+第一弾環境の現時点では、最強クラスのアタッカーだと思います。

自分だけが知っている秘密兵器は、だいたいみんなが知っている。

《トラファルガー・ロー》

このカードの単体評価はそこまで高くありませんが、《お菊》や《ネコマムシ》《イゾウ》との組み合わせが非常に強力なため採用となりました。


仕事を終えた《ネコマムシ》や《イゾウ》を回収しながら《トラファルガー・ロー》の登場時効果で《お菊》や《シャチ》に変換するのが強力で、次ターンの守りと攻めの起点を作ることが可能です。

《お菊》との組み合わせが最も強力で、2ターン目にプレイした《お菊》を3ターン目にアタックし、その後《トラファルガー・ロー》の効果で《お菊》を回収し《お菊》再登場という流れは勝利に大きく貢献してくれました。


後攻であれば《お菊》はアタック時のレスト効果も使用出来るため、リーダーがレスト対象にアタックを仕掛けることも可能です。


しかも《お菊》がレスト状態になるというスキを見せたかと思えば、《トラファルガー・ロー》で再度アクティブ状態になって場に舞い戻ります。対戦相手からすれば悪夢のような状況です。

回収して0枚登場テクは覚え得。

《ユースタス・キッド》

【緑キッド】を象徴するカード。
切り札《ユースタス・キッド》を解説します。


まずは7コストの《ユースタス・キッド》ですが、基本的には青を除くリーダーに対して優先的にプレイしていきます。非常に優秀なアタッカーであり、攻めと守りの両方が出来るキャラクターです。


ターン終了時にアクティブになる効果が非常に強力で、8000を超えるパワーでアタックしたにも関わらず相手のターン中は7000ものパワーを持つブロッカーとして立ちはだかります。


2ドン付けてパワー9000になる
のも優秀で、2000カウンター2枚や熱息などの+4000カウンターイベントでは防ぎ切ることが出来ません


少ない消費で大きなリターンを得る
ことが出来る優秀なカードです。

多くのプレイヤーが泣かされてきたであろう8コスト《ユースタス・キッド》ですが、実はチャンピオンシップ上位のプレイヤーのデッキを見ると7コスト《ユースタス・キッド》に比べて枚数が減らされていることが多いです。


事実、私自身が持ち込んだ【シャチ入り緑キッド】でも3枚に減らしています。前日まで2枚と悩みましたが、青系デッキがある程度いると予想し3枚の採用を決めました。


『8キッド+ブロッカーで勝つデッキなのに減らしちゃうの!?』なんて思う方もいるかもしれませんが、採用枚数の減少には様々な理由があります。


ゲーム序盤に2枚重なってしまった場合に身動きが取れなくなることや、実は8コスト《ユースタス・キッド》が有効な対面や場面が少ないこと、赤ルフィの流行や《バジル・ホーキンス》の採用が増えた緑キッドミラー……などの理由が挙げられます。


私自身も7>8の順で評価が高いです。
これは選択権がどちら側にあるか?で評価しています。


7コスト《ユースタス・キッド》は【ブロックする】ことも可能なキャラクターですが、もちろん【ブロックしない】ことを選択することも出来ます。


対して8コスト《ユースタス・キッド》はドン!!を付けてレスト状態になってしまったらそれ以上の選択権はありません。対戦相手が『この要塞を突破出来るのか?』それを見守ることしか出来ません


もちろん8コストの《ユースタス・キッド》が弱いというわけではありませんが、対策のされやすい8コスト《ユースタス・キッド》と比べて対策のし辛い7コスト《ユースタス・キッド》の評価が高いというのは自然な流れだと思います。


ただ、採用枚数を0枚にすることは出来ませんでした。青系デッキの存在がそれを許しません。チャンピオンシップのデッキシェア率からすると最も低いと考えていましたが、13回戦の中で1〜2回は当たるかなと考えていました。


7コスト《ユースタス・キッド》に対して《ドンキホーテ・ドフラミンゴ》や《ジュラキュール・ミホーク》といった極めて強力なカードをプレイしてくる青系デッキですが、逆に8コストカードに直接触れる手段が無くハイパワーなキャラクターにドン!!を多く付与して戦闘によるKOを目指すことになります。


今回の【シャチ入り緑キッド】は一般的な緑キッドよりもブロッカーを増やしているので、青系デッキに対しては8コスト《ユースタス・キッド》+多面ブロッカーを意識してプレイしています。


以上の理由で、採用枚数は絞っているものの8コスト《ユースタス・キッド》が0枚採用となることはありませんでした。逆に7コスト《ユースタス・キッド》は減らそうと思ったことが一度もありません

パワー

以上が実質ブロッカー28枚採用の【シャチ入り緑キッド】の各カード解説でした。以下はギリギリ採用に至らなかったカードや《シャチ》の相方《ペンギン》をリストラした時の話を少しだけ…

Ex.《ペンギン》リストラの話

デッキを組むにあたり最も意識したのは単体カードパワーの高さです。『弱いカードをデッキに入れたくない』とも言えます。

ここで言う『弱いカード』というのは、基本的に2枚以上のコンボが前提になるカードの事です。《ペンギン》や《錦えもん》のようなカードを指します。

《シャチ》《ペンギン》の効果を読んだら『どっちも採用しなきゃもったいない!』ってなる人も多いと思いますが、《ペンギン》だけを引き続けてしまうゲームを想像してみて下さい…


《ニコ・ロビン》にKOされ、《シャンクス》の覇気に気絶し、アタッカーにするために必要なドン!!を数えては頭を抱える……絶望です

一方で《シャチ》だけを引き続けるとどうなるか?

アタッカーにもなりブロッカーにもなり、8コスト《ユースタス・キッド》をシャンクスから守る英雄の誕生です。完全に答えが見えましたね。

Ex2.他の候補カード達の話

【緑キッド】を持ち込むと決めてからは、どういった構築にするべきか毎日毎日悩んでいました。おかげで毛髪へのダメージが甚大です。


最後まで悩んだのが《X・ドレーク》

縁の下の力持ち的なカードで、大活躍するというよりは小回りの効く便利なカードというポジションです。


1000カウンターとしても活躍し、相手の盤面に触れるカードとしても活躍し、単純なパワー6000カードとして登場させることも出来る《X・ドレーク》は最後まで採用を悩みました。


イベントカードの中では2種類、採用を検討していました。直前まで入っていたカードもあります。

1つが《藁備手刀》です。

緑キッドのミラーマッチで《バジル・ホーキンス》のにらみ合いになったり、7コスト《ユースタス・キッド》が並ぶ展開になると非常に辛いので、状況を2コストで打破出来るこのカードには注目していました。

ただ、効果的な場面で無い限りはプレイすることが無く、カウンターも無いことから複数枚入れることも出来ず、どこまでいっても構築が中途半端になってしまったので今回は不採用に。

2枚目は《桃源白滝》です。


こちらは7コスト《ユースタス・キッド》との相性は特に抜群で、基本的にアタッカー運用をしていく《ユースタス・キッド》がちゃんとブロッカーとして活躍する姿を見ることが出来ます。


また、《バジル・ホーキンス》のにらみ合いでも先にアタックすることが出来るようになります。レスト状態の《バジル・ホーキンス》に相手の《バジル・ホーキンス》が1ドン付与でアタックしてきたところに《桃源白滝》で守りアクティブ状態にして《バジル・ホーキンス》を守ります。

以上が採用を悩んだカードです。
細かく入れ替えて、色々と試してみるのも面白いと思います!

4×12+2 or 4×11+3×2が最高!

謎の数式がわかる人はカードゲーマー

CSデッキの選び方と他の持ち込み候補

チャンピオンシップ当選通知が来てから、毎日毎日ワンピースカードのことだけを考え、夜しか眠れない日々が続きました…。


まず考えるべきは【30分即負けルール】です。
このルールがどこまで重いものなのか、そして自分達のプレイにどこまで影響するかが重要でした。


そこで実際に時間を計り対戦を繰り返していったところ、私の結論としては『30分以上かかるゲームはほとんど存在しない』というものでした。30分ギリギリになる試合はあっても、超えることはほぼ無いなと感じました。


お互いが30分という時間制限を理解していて、ある程度早いプレイが出来る場合にはまず30分を超えません。練習段階ではだいたい20分〜25分ほど、調整の前日には【緑キッド】ミラーマッチですら15分〜20分でゲームが終わりました。


ここでネックになるのが『対戦相手がビギナーの方で、長考を繰り返された場合』です。チャンピオンシップ1〜2回戦ではかなりありえると思いました。ただ、これは『自分の持ち時間が5分、対戦相手が25分』あるものと考えてプレイし、自分のプレイと判断を早めることで間に合わせようと思いました。


ここでデッキ選択の要素から『対戦時間が早いデッキ』という項目が消えました。最初は練度の低い赤ゾロですら持ち込みを検討するレベルだったので、これは非常に助かりました。


次に考えたのはデッキシェア率。

私はフラッグシップバトルの結果からも緑>赤=紫>青だと考え、最低でも緑と紫に負けないデッキを選択することに決めました。30分即負けルールの影響で赤ゾロを選択する人が増えることもあり、この辺りから【緑キッド】を選ぶことになるだろうな、と薄々感じていました。


そしてデッキがほぼ【緑キッド】になるだろうな…と思っていたところで、知人がとんでもないデッキを開発してきました。それが【ババヌキカイドウ】です。

しかもnoteまで公開されて気絶。
紫ミラー、緑、赤と非常に高い水準で戦えるデッキが登場しました。


チャンピオンシップ前日までこの【ババヌキカイドウ】と戦い、本当に最後の最後まで悩みました…。プレイが非常にシンプルで思考時間も短く保つことが出来、シンプルな上振れ要素と下振れを耐える能力のあるデッキで大変魅力的なデッキ。


ただ、練度の差で予選6-2敗退…なんて未来が本当に嫌だったので、自分が信じた【緑キッド】を持ち込むことに決めました。

《シャンクス》が採用されている【赤ルフィ】やゲーム速度の早い【赤ゾロ】が多くいると考え、《ニコ・ロビン》を回避し《シャンクス》の覇気に負けない《シャチ》を採用するところまでは確定していて、後は《トラファルガー・ロー》を1枚《X・ドレーク》に変えるか…みたいな細かいチューニングのみ行ってチャンピオンシップ前日を終了。


………

この日、デッキの最終調整と採用カードの微調整、プレイングの再確認をお願いしたのがこの《IKE》というプレイヤーです。ワンピースカード初心者だった私をチャンピオンシップで戦えるレベルにまで引き上げた一人。


そんなIKEさんが【ワンピカードの教科書】と題してnoteを出しているのでぜひこちらも読んでみて下さい。私がチャンピオンシップで勝てた理由のひとつがこのnoteに書いてあります。


…‥‥‥

これは余談ですが…前日にデッキを大幅に変更したりデッキまるごと変えたりすると必ず負けます。本当に覚悟を決めるか、誰にも知られていない幻のデッキを発見した場合のみ許されるのがデッキ変更。

私はこれを繰り返し、遊戯王他TCGで何度も何度も敗北してきました。未だ友人にバカにされます。これは私が悪い。

各デッキとの戦い方と対策

全デッキ…となると書ききれませんが、第一弾環境で対戦する機会の多いデッキとの戦い方をまとめました。


チャンピオンシップで対戦するであろうリーダーとの戦い方はある程度決めていて、本当に細かい部分だけ対戦相手の雰囲気と盤面でアドリブプレイしています。

対戦相手のレベルやプレイスタイルによってこちらのプレイも変わるのがワンピースカードゲームなので、この戦い方を参考に自分なりの戦い方を探してみて下さい。

赤ゾロ

基本的には盤面に触れていき、赤ゾロ側の手札を増やすこと無く、緑キッド側が制圧していきたい対面です。


正しくプレイ出来ていれば相性として緑キッド側に有利がつくマッチアップだと思います。


序盤からライフを守る必要があり、終盤のブロック不可ルフィなどはライフで受けるので常にライフ計算が必要になります。ターンを返すとアタッカーは○体居て速攻がいるとしたら○点受けてカウンターを○枚支払って…など、相手ターン中に考えることがものすごく多いです。


思考を減らすためにも、可能な限り《ユースタス・キッド》を盤面に送り込みます。対戦相手は5000〜6000のアタックを繰り返してくるデッキなので、最低8000を要求出来る8コスト《ユースタス・キッド》や横にブロッカーが用意出来る場合の7コスト《ユースタス・キッド》は有効です。


また、アタック以外で相手の盤面に触れることの出来る《X・ドレーク》も有効で、パワーラインが赤ゾロ側のパワー4000キャラクター達に対して2000上乗せのパワー6000でアタックすることが出来、仮に殴り返される際にもある程度ドン!!を吸ってから倒れてくれます。


盤面の処理は《バジル・ホーキンス》が得意なので、彼に任せましょう。対戦相手は多くのカウンターかキャラクターを差し出すことになります。


もちろん《ゴムゴムのJET銃》は受けてしまうパワーラインですが、先3でプレイした《バジル・ホーキンス》が後3で処理されても、相手が使えるドン!!がかなり少なくなるので、こちら側が7コスト《ユースタス・キッド》を置く隙が生まれるのでOKです。


FOREST選手のような《悪魔風脚》が採用されている形は非常に戦い辛く、あのカードが配信卓に映ったと聞いたときの絶望感は今でも思い出します。なんてことをしてくれたんだFOREST


思考外から飛んでくる軽い1枚なので、8キッド+ブロッカー盤面でも油断出来なくなりました。今後、どういった形の【赤ゾロ】が流行するのか情報を集めるのは必須だと感じます。

懸賞金的にもユースタス・キッド有利です。

赤ルフィ

基本的には不利なマッチアップです。


赤ルフィ側のキャラクターサイズや《お玉》《ゴムゴムのJET銃》《ニコ・ロビン》《モンキー・D・ルフィ》《シャンクス》…キツイカードを挙げたらキリがありません。

高い練度を持つ《赤ルフィ》に当たってしまったらデッキを畳み、そのまま《シャンクス》をレジに持っていって購入しましょう。緑キッドに出来ることはこれだけです。


ただ厳しいマッチアップでもギリギリ出来ることがあるとすれば、《バジル・ホーキンス》や《ユースタス・キッド》など高いパワーを持つキャラクターの成立です。


《ゴムゴムのJET銃》の存在から1枚目の《バジル・ホーキンス》や《トラファルガー・ロー》は消されてしまうことも多く、必ず2ターン連続で盤面に送り込むことが必要になります。マリガンからこれらの強力なカードを複数枚探しに行くことも多いです。


序盤は《ジュエリー・ボニー》で強力な超新星を集めにいきながら《カポネ・ベッジ》でライフを守ります。《カポネ・ベッジ》は2ターン目以降

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