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【チャンピオンシップ直前講習】ババヌキカイドウ爆誕(9/29追記)

こんにちは。ロボ猫ふらみーです。
今日はとっても楽しいデッキができたのでお届けします。
「チャンピオンシップ直前なのに!」
「今頃?!」
はい、今頃です。だいたい天啓が降ってくるのは大事な日の直前。デッキが完成するのは当日。最後まで勉強をやめない努力家にこそ勝利の女神は微笑むのです。あとは、勇気をもって新しいデッキに飛び乗る勇者にも。
というわけで、今日は海外で爆誕したババヌキカイドウを大真面目に調整した記録です。
まずは前回取り上げた海外のババヌキカイドウを復習するところから。

ババヌキとアインはプロキシじゃない!

前回の記事で詳細は書いたので、細かいことも勉強しなおしたい方はこちらまで。

ポイントは、先手ならババヌキ、後手ならアインがとんでもなく強いということです。
デッキ製作者の外人と魂が一つになる!
意気揚々と交流会に乗り込ますが、結果は決勝戦敗退。
10カイドウさえ引ければいつでも逆転できたのに、という試合展開で、待てども待てどもデッキの底でお眠りなされてたカイドウを待ちぼうけしていました。

ババヌキカイドウが登場してからおよそ1ヶ月が経ちました。環境の変化に合わせて記事をアップデートします。

1 徳を積め・・・ない!


紫を使うなら、「お賽銭しろ」「おばあちゃんを助けろ」「壺も買え」等々と「徳を積む」プレイを指南してきました。しかし、徳積み環境はこの二週間で大きく変わりました。
筆者記事のアクセス数からフェルミ推定したところ、僕たちワンピカードプレイヤーによって、約5万人のおばあちゃんが迷子から救われました。もう道に迷っているおばあちゃんはいません。
一部の神社ではお賽銭箱が撤去されました。神様が過労でお賽銭を受け付けられなくなったからです。

徳をブーストできなくなった紫使いにとって、特定のフィニッシャーが2枚だけというデッキを適切にぶん回すのはもはや至難の業です。ご都合主義が決まれば無敵だけど、決まらなければ単なる紙束です。
そんな現実に直面し、デッキ再構築が始まりました。

海外式カイドウを徳積みしながら回し続け、何が強いのか悟った結果がこちらです。
先手ならババヌキ。後手ならアイン。そして、10カイドウは4枚フル装備。
赤にはナミ、緑ならボニー&モモの助、青には3フラミンゴといったように、特定のカードを探しにいくことができます。しかし、紫にはクイーンとテゾーロの2ドローを積み重ねていくしか手がありません。
もう神様を信じるのは諦めましょう。10カイドウがたった2枚でご都合よく引けるのは、前世で徳を積みまくった人だけです。あなたが最近競馬や宝くじを当ててないのであれば、徳量はたいしたことがありません。4枚積んで、徳ではなく科学。確率論や期待値の世界の扉を叩きましょう。そこには高額のお布施も祈りも必要ありません。
「4枚積んでいるから当然引く」
「毎回同じような再現性の高い動き」
さながら毎回同じ話や結論が繰り返される子どもの絵本の世界です。
選び抜かれた4枚のカードたちがフル投入されていれば、引きムラも収まるし、特定のカードを引けた引けなかったと愚痴ることもありません。4投で引けないなら、「そういう日もあるさ」と割り切りましょう。

2 採用カード紹介


さて、デッキの採用カードをここで紹介しましょう。
まず、写真の上段7種類から。ここはほぼ手を加えることがありません。

・ひぐらし・・・2コスブロッカーは雑に積みましょう。序盤から終盤までライフ1点を守ってくれます。
・鬼ヶ島&アイン・・・ドン加速8枚。両方引くと後手4ターン目に10カイドウが降臨することを覚えておくといいでしょう。
・クイーン・・・クイーンは殴れます。ブロックはひぐらしのお仕事です。
・ババヌキ・・・先手3ターン目に出すと相手の時が止まります。
・キング・・・10カイドウの次のターンに確実に出せるので、7キングよりも6キングの方がオススメです。もしかしたら1-2枚フーズフーに入れ替えてもいいかも。でもパワー7000で殴る方がゲームに勝てます。
・10カイドウ・・・4枚入れるとミラーマッチでとっても強い。ゲームプランを安定して立てられるようにもなります。

3 交流会&スタバレポ


というわけで交流会やスタンダードバトルへ!
☆交流会
1青ミンゴ×
2緑おでん〇
3青ミンゴ〇
4緑キッド〇
青戦は10カイドウ後にブロッカーがわらわら出てきちゃって攻撃が通らず。もしかしたら。10カイドウ出すの1ターン早まったかな。相手のキャラが貯まるまで待っていいケースがあります。例えば、自分がババヌキやキングで押している場面で10カイドウで流す必要はありません。ドンをリーダーや彼らにつけて、押していき、打ち取られてから10カイドウを出しても十分間に合います。

☆スタンダードバトル@立川
16/50のくじ引きを制覇
1紫カイドウ〇・・・お互い10カイドウ4枚。こっちだけ引けた。
2緑キッド〇・・・ババヌキ、キング、7キッド、8キッドをまとめて10カイドウ。
3緑キッドヤマト入り〇・・・ネコマムシ&お菊でブロッカー二体寝かされてヤマトのバニッシュが通る展開。10カイドウからリーダービーム連射で耐え。
4緑キッド×・・・全体的にすんごく難しくて、ガード値がめくれたら勝ち、めくれなかったら負けの場面で祈りが足りず。

常にあと一歩が足りない!環境の立ち位置通り、準優勝デッキではないか!

エキシビジョン

ここからのエキシビジョンは、デッキ紹介で取り上げなかった下段にメスを入れていきます。
攻めるカードたちは極限まで再現性を高めたい。できれば毎回同じような動きで、自動操縦が理想です。
一方、守るカードたちは再現性の高さよりもはるかに大事なことがあります。
それは、多様性です。1000カウンター、2000カウンター、ブロッカー、4000イベント。これらがバランスよく手札や場にあることで、相手の攻撃をうまく防いだり、相手にミスらせてる気分を味合わせたりすることができます。

逆に、「2000カウンターしか入ってない!」と読み切られるとしんどくなります。絶対に6000アタックされなくなるからです。5000アタックで枚数を減らしに行くか、2000カウンターで守り切れない7000アタック連打が来るからです。

では、考えられる防御カードをいったん整理してみましょう。
・1000カウンター・・・5000アタックを止めれる。6000アタックが嫌。
・2000カウンター・・・6000アタックを止めれる。7000アタックが嫌。
・2コスブロッカー・・・1枚でどんなアタックも止めれる。ニコロビン、お菊などが嫌。
・ボロブレス・・・8000を止めれる。序盤はドンの都合で打ちたくない。
・雷鳴八卦・・・8000を止めれる。序盤から打てる。

これらを適量ずつ組み込んでいくのが次の課題となります。
環境にボニーやモモの助がたくさんいるので、追加の2コスブロッカー、つまりブラックマリアはフル投入する価値があります。リーダーでボニーたちを殴っている限り、いつまでも相手リーダーへアタックできません。マリアで殴って、リーダーが顔を詰めない限り勝利はおぼつきません。
それに、後手1ターン目に2ドンで何もしないのは手元がさみしすぎるからね。運悪く相手にニコロビンを出されたら、万歳アタックさせるのも一案です。
2000カウンターは12から16枚詰め込むのがトレンドになっています。先述したように、7000アタック連打が非常に辛いです。カード1枚で7000アタックを止めれることが非常に重要です。カード2枚使ってアタックを止めてたら、あっという間に手札がスカスカになります。かと言ってライフで受け止めてたら、10カイドウを出してもどうにもならない状況になってしまいます。
ただし、ボロブレスは序盤には打てない。となると、やはり雷鳴八卦にも出番があります。
そんなこんなの条件を整理して導かれた防御札の布陣がこちらです!

うるていページワンコンボ搭載型

2000カウンターは12枚まで減らしました。紫カイドウの防御面が割れて、みんな5000や7000で殴ってくるなら、大量に2000カウンターを握りしめても効果的な場面が限られるからです。
それよりは、ブロッカーで7000以上の攻撃を受け止めたり、雷鳴八卦&ボロブレスでキッドの12000点アタックを耐えれるようにいろんな含みを持たせる方が効果的です。
うるていページワンセットはほとんど使うことはありませんが、サブプランとして優秀です。カウンターばかり構えて攻めれないときに突如二面展開で殴りに行けます。
ちなみにボロブレスは序盤から打てるカードではないので、3枚でも十分です。終盤は何枚でも欲しくなるのですが、再序盤に手札に2枚抱え込むとしんどくなります。雷鳴八卦なら打てるのに、ボロブレスは打てない。こんな問題が押し寄せるのです。なので、3ボロブレス、2雷鳴八卦と絶妙な塩梅にたどりつきました。

プレイングガイド
ここからはチャンピオンシップやスタバに向けてデッキの大まかな回し方をお伝えします。

先手
A定食・・・鬼ヶ島→キング→クイーン&雷鳴
B定食・・・ブロッカー→ババヌキ→クイーン&雷鳴

先手の基本的な動きはどちらかになります。鬼ヶ島があればキングを3ターン目に叩きつけ、なければブロッカーからババヌキの立ち上がりでもいいやというものです。
従来の紫カイドウは「鬼ヶ島さえあれば他が微妙でも渋々キープ」と、ワンピカードをなめているかのようなキープ基準がまかり通っていました。鬼ヶ島だけ引いて、フィニッシャーを引けずに塵となったプレイヤーたちの屍で海は染まりました。
もうそんなキープにこだわる時代は終わりました。
鬼ヶ島がないならないなりの戦いができるようになりました!ババヌキ万歳!ババヌキで押し込んでいるうちに10ドン貯まってるから、そこでちゃぶ台をひっくり返したければ10カイドウ。押し切れそうならいったん貯めてOK。このくらいの考え方で十分回せます。
特に10カイドウを出す前の動きは難しいところですが、無理に展開するよりも、しれっと味方やリーダーにドンをつけて殴ったり、雷鳴構えたりするくらいでいいです。押してる盤面であれば、相手が無理やり殴ってきたり、展開してきたりするので、そこに10カイドウを合わせるイメージです。
最速にこだわる必要はありません。

後手
A定食・・・ひぐらし→アイン→鬼ヶ島&雷鳴→10カイドウ
B定食・・・ひぐらし→アイン→キング→クイーン&雷鳴

アインと鬼ヶ島が揃うと、4ターン目に10カイドウが出せます。圧倒的理不尽。仮にここまで揃わなくても、後手2ターン目アインが増やしてくれるドンは身に沁みます。キングやクイーンにドンを食べさせても、10カイドウが遅れずに出せるからです。10カイドウ後はキングでブロッカーを排除して殴ったり、逆にブロッカーを並べて身を守りながらカイドウで圧をかけていけば勝利は目前です。

防御面
2ターン目のアタックからカウンターは贅沢に使って構いません。1枚で防げるなら喜んで2000カウンターを掃いていきましょう。
例外はとんでもなく手札が弱くて、ライフから引かないとまともに動けない。これだけです。毎ターンの動きがこれまでに上げた定食内のものであれば、手札がスッカスカになることにおびえる必要はありません。序盤は1枚や2枚で受けれる攻撃も、終盤には3-4枚要求されてしまうのです。だったら、最初から身を守っておきましょう。

ババヌキは贅沢に1000で切っていいけど、クイーンは我慢
いろんな防御手段を試した結論です。ババヌキを1枚でも場に出しているなら、残りのババヌキは1000カウンターとして投げ捨てて構いません。2号機を出す余裕がなかったり、ブロッカーを並べたり、ドンを味方につけたくなったりすることがほとんどだからです。
一方、クイーンはほとんどの場合、カウンターとして切らない方が賢明です。現在のレシピだと、ガード値がないカードは、鬼ヶ島、アイン、キング、10カイドウの16枚です。クイーンで2ドローすると、さすがにどちか1枚はガード値があるでしょう(約90%)。
クイーンでブロック。クイーンが連れてきたカードでさらに一回ガード。こう考えると、よほど切羽詰まっている場面でない限り、クイーンをガードで切るのはもったいないことになります。
クイーンは大事に。ババヌキは雑に。これが合言葉です。

殴られているキャラは守ってあげる
このデッキで一番体が柔らかいのはリーダーです。リーダーを守るのにガードを全力で使ってすっからかん。だいたこんな展開になりながら、10カイドウでちゃぶ台返しを決めてどうにかしていく。これがお決まりのストーリーです。しかし、ババヌキが殴られる展開も多々あります。そういうときは喜んでババヌキにカウンターを注ぎ込みましょう。5000のリーダーを守るのは大変だけど、7000のババヌキははるかに守りやすいからです。

ブロッカーは程よく捨てていく
そのうち10カイドウを出してみんなまとめて吹き飛ばすことになります。クイーン以外のブロッカーは頃合いを見て相手の攻撃を止めるのに使いましょう。後生大事に守るほどの価値はありません。
うまい相手には10カイドウを感づかれることがありますが、気づかれたところでどうってことはありません。こちらに12000。相手はすっからかん。だったらこっちが勝つ。単純明快です。変に欲張るまでもありません。押しつぶしましょう。

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