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寒山百得みてきた

夏休みが始まり、曜日感覚がなくなった。
今日は土曜なの?いや水曜日(呆れ)

横尾忠則現代美術館、寒山百得展行ってきた。


1.嫌だよ…一人行動

去年のヒョーゴ・ミュージアム・サポーターズでは、3人以上で取材をしていた。今年もそうだろうなと思っていたら、まさかの一人取材だと知る。

まじか。

一人行動は好きだけれど、「家での一人行動」を愛する私は「外での一人行動」は大の苦手。

じゃあ取材は一人?企画も一人?まじか。

美術館は好きだけど、はじめての1人美術館になった。
到着するまで心臓は死んでた。

キュレーターズ・トークを待っていると、受付の方から声がかかり、アンケート用紙をもらう。

書くものはお持ちですか?
…持ってません。

全く情けない話だ。(鉛筆借りた)

2.カラフル最高

色があるって素敵。
嫌なことがあっても派手な色を見れば元気が出てくるから。
横尾忠則さんの作品は、とにかく派手な色使いでわくわくさせる。私は自分を元気づけてくれる横尾さんの作品が大好きなのだ。
今回の展覧会も赤青黄とたくさん色があって楽しかった。

もはやy2k

y2kの意味をしっかり理解していないが、平成カルチャー感がすごかったので表現した。
いや言ってみたかっただけだ。
なんだか色味と雰囲気から平成感を感じたのだ。
5歳上に姉がおり、ものを理解していなくても流行グッズを楽しんできた。
理解してなかったけど、私は「オシャレ魔女 ラブ and ベリー」が好きだった。そのラブベリを横尾作品から感じた。(しかし姉からは同意を得ることはできなかった)

それがこの作品である。「2022-10-10」

「2022-10-10」

背景の黄緑色の派手さ、ヘアカラーは水色にオレンジ色。
ポップがすぎる。
寒山と拾得が現代に遊びにきているような…妄想が止まらない。
ラブベリもそうだが、プリキュアにも見える。

3.今日のときめき

毎回展覧会に行くと、お気に入りの作品が見つかる。
今日のときめきとして紹介しよう。

誰かと過ごすのもいいかもしれない

今日のときめきは、「2022-05-01」である。

「2022-05-01」

この作品は、久隅守景筆が描いた《納涼図屏風》を引用している。

久隅守景筆作《納涼図屏風》

https://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=A11878

東京国立博物館

《納涼図屏風》の落ち着いた雰囲気ながら、家族でゆっくりしている様子が好きだったため、「2022-05-01」を見た時はテンションが上がった。
横尾作品になると色が入ることで、よりワクワクさを感じる。
さらにこの作品は「2022-05-03」のようにもなる。

「2022-05-03」

もうすごいことになっていた。家族超えて異文化交流している。
人間なのかわからない、目にハイライトがない人に、黒人と、見た目や肌の色はバラバラである。
しかし元の《納涼図屏風》と変わらず、楽しそうにワイワイしている印象は同じだった。
人と過ごす時の心の落ち着きや、楽しさの受け取り方を感じて
とても楽しかった。

今日のときめきとして「2022-05-01」のポストカードを購入。
これが美術館の楽しみでもある。
部屋に飾ってにやにや。

今年のお月見もこんなふうに過ごしたい。

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