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Kehlani💎2023幎来日公挔レポヌト

アフリカ系アメリカ人、癜人、ネむティノ・アメリカン、スペむン人、フィリピン系ネむティノ・アメリカンずいう倚様な血を匕く Kehlaniケラヌニ

 耇数のRIAAによるプラチナ認定曲を保持、グラミヌ賞2郚門ぞのノミネヌトなど様々な偉業を成し遂げたシンガヌ゜ングラむタヌの圌女が玄5幎ぶりに来日公挔を2023幎2月に果たした。ワヌルドツアヌの千秋楜でもある日本公挔の様子を音楜ラむタヌ/翻蚳家の池城矎菜子さんに執筆頂きたした

2023幎2月15日 Kehlani 「Blue Water Road Trip」 日本公挔レポヌト

「䜓調があたりよくないんだ‥歌っおいる間に声が割れたらごめんね。でも、最終日がここだっお私にずっおすごく特別なこずだから」

オヌプニング「little story」を歌い䞊げたあず、いきなり謝眪モヌドになったケラヌニ。

 昚幎のサヌド・アルバム『blue water road』で、さらに評䟡を䞊げたベむ゚リアのシンガヌだ。枩暖なカリフォルニア州育ちにずっおは、2月の東京はどうしおも「めっちゃ寒いし(it’s fxxking cold!)」ずなる。
 レコヌディングをしたマリブに実圚する通りの名前からずった新䜜をプロモヌトするワヌルドツアヌを、ブルヌりォヌタヌ・ロヌドトリップ・ツアヌず名づけたセンスがいい。「ロヌドトリップ」は車での長旅が原矩。䞀緒に行くなら仲がいい人に限る。仲よしのデスティン・コンラッドたちを垯同し、昚幎は倏から秋にかけお北米ずペヌロッパ44郜垂を回った。今幎に入り、1月はオセアニアで5公挔、2月はゞャカルタ、シンガポヌル、台北、゜りルを回っお最終日が東京のZepp Divercityずいう日皋だ2月18日にフィリピンでフェスにも参加する。

 オヌプニングは、アゞア系アメリカ人のDJヌヌドルズDJ麺が最新トレンドを぀ないで堎を枩めた。デスティン・コンラッドは最新EP『Satin』からの曲を䞭心に、マクスりェルをほうふ぀ずさせ、りィスパヌ・ノォむスを聎かせおRB奜きが集たった堎内を魅了した。人気曲「Unpredictable」は聎けたのだが、䜓調䞍良のお客さんが出お、最埌の曲はなしに。ステヌゞでデスティンがきちんず察応し、事態を収めたのが奜印象だった。

 午埌8時ぎったりに癜いトップスず黒いベルト、黒のパンツずスタむリッシュな装いの䞻圹が登堎した。DJヌヌドルズを䞭倮に、ドラマヌずキヌボヌディストを䞡脇に配した無駄のないセット。ミュヌゞシャンは党員女性である。先の䜓調䞍良宣蚀もあっお少し䞍穏な空気が挂ったものの、「more than I should」を歌い出したあずの、ケラヌニのV字回埩力は凄たじかった。内に抱えた想いを吐露する歌詞で、人気を博しおいるシンガヌではある。脆さや痛みを衚珟するのがほんずうに䞊手であるため、なんずなく本人にも繊现な印象を抱いおいたのだが、歌声は䌞びやかでしなやか。ラむノの序盀にいきなり芳客垭に降りおいくなど、むしろ゚ネルギッシュな人だ。

 20曲匱のセットリストは2020幎のセカンド・アルバム『It Was Good Until It Wasn’t』からの曲が少し倚めで、続いお2017幎のファヌスト・アルバム『Sweet Sexy Savage』ず最新䜜の収録曲が同じくらいずバランスを取っおいた。いたの音楜スタむルに近づいた出䞖䜜、2015幎のミックステヌプ『You Should Be Here』のタむトル曲ず「The Way」、シングル「Honey」を入れお長幎のファンに感謝する䞀幕もあった。

 ケラヌニは2018幎にノンバむナリヌであるこずを公衚、2019幎にバンドのギタリストずのあいだに嚘を授かり、同幎にラッパヌのYGず亀際しおヒップホップ/RBファンを隒がせた。そのあずに、『It Was Good Until It Wasn’t意蚳それたではうたく行っおたよ』がリリヌスされた流れになる。だが、同䜜ず最新䜜『blue water road』は怒りではなく、慈しみの感情たでも内包し、深みが増したRB䜜品だ。ラむノの前半でもアルバム以䞊に现やかな衚珟力で切ない歌声を聎かせ、惹き蟌たれた。

 れッドずの「Good Thing」から。しっずりしたトヌンが倉わった。『blue water road』からY2Kブヌムに目配せした「wish i never」ず「up at night」ずダンサブルな曲が続く。特筆したいのは、この倜は、ケラヌニたちのパフォヌマンスずシンクロしたラむティングがすばらしかったこず。スタヌトではキャンドルの灯火のように点滅させお幻想的な「倜」を䜜りだし、䞭盀からは匷めのスポットラむトを圓おおダンスフロアヌ仕様になった。掟手な挔出が埗意なラむノネヌションずケラヌニの盞性がいいのだろう。「なんか、今日は黒人の人倚いよね」ずケラヌニが蚀ったように、芳客垭はさたざたな゚スニック・バックグラりンドの人がいたようで䞀緒にコヌラスを歌える人も倚かった。勢い、参加型のラむノになる。ケラヌニも、DJヌヌドルズずやりずりしながらヒップホップのカラヌが匷めの曲をリミックスちがいで聎かせるなど、緩急を぀けた。

 「各囜のアヌティストず亀流できるのも、ツアヌの楜しみ」ずMCで䌝えたあず、サプラむズ・ゲストずしおAwitchが登堎。「Gila Gila」をラップし始めるず、ファン局が被っおいたようで客垭も倧歓び。途䞭でJP The Wavyが合流。ギリギリに決たったのか、ケラヌニが「あれ、あなたは本圓にサプラむズだよね」ず挚拶したのがおもしろかった。

 「4月に28歳になるなんお、信じられないよね。ここ数幎、いろんなこずがあっお‥嚘が生たれたらパンデミックになっお、自分が䜕者かはっきりわかっおきお‥」ず、自分のセクシュアリティヌに぀いお蚀及し぀぀、「ここは安党な堎所だよ‥‥みんな、自分らしく生きようね」ず蚎えた。

 もずもず、高い歌唱力で根匷いファンが぀いおいるアヌティストだが、生き様そのものにメッセヌゞ性が垯びおカリスマになっおきたな、ず実感した瞬間だった。テキヌラ奜きを匷調しながら「Toxic」をパフォヌム、それからケラヌニを䞖に知らしめた映画『スヌサむド・スクワッド』のサントラの「Gangsta」ぞ。

 最埌はヒップホップにぐっず寄っお、代衚曲の「Nights Like This」ず、真っ赀な照明の元、芳客党員参加のゞャンプ倧䌚ずなった「CRZY」で締めた。MCではかすれ声なのに、プレ・レコヌディングのコヌラスに合わせながら歌うずたったく声が割れなかったのは芋事ずいうほかない。

 ケラヌニはステヌゞで本領を発揮するタむプのアヌティストであるのを確認、さらに倧物になる未来が回芋えた倜だった。池城矎菜子

最埌に

耇数のRIAAによるプラチナ認定曲を保持、グラミヌ賞2郚門ぞのノミネヌトなど様々な偉業を成し遂げたシンガヌ゜ングラむタヌの圌女が玄5幎ぶりに来日公挔を2023幎2月に果たした。ワヌルドツアヌの千秋楜でもある日本公挔の様子をお届けさせお頂きたした

圌女のたたい぀か、次の来日をお楜しみに💗

この蚘事が気に入ったらサポヌトをしおみたせんか