武器兵器調達課#83:  「AGM-86Bクルーズミサイル」

今回は「AGM-86Bクルーズミサイル」について見て行きましょう。

「AGM-86Bクルーズミサイル」: アメリカ合衆国が開発・運用する長距離戦略巡航ミサイルです。ALCM(Air Launched Cruise Missile)とも呼ばれ、主に爆撃機から空中発射される兵器として運用されています。

基本情報

  • 開発元:ノースロップ・グラマン社

  • アメリカ国防総省識別番号:AGM-86B

  • NATOコードネーム:Gryphon

  • 用途:戦略攻撃、戦術攻撃

  • 射程:約1,000km(AGM-86Cでは2,400km)

  • 弾頭重量:W80核弾頭(400kt)

  • 速度:マッハ0.7(約900km/h)

  • 高度:30~60m

  • 誘導方式:慣性誘導+地形照合誘導

特徴

  • 高い精度:慣性誘導と地形照合誘導システムを組み合わせることで、高い命中精度を実現しています。

  • ステルス性:レーダー反射面積が小さく、敵のレーダーに探知されにくくなっています。

  • 低空飛行:地形を巧みに利用した低空飛行を行うため、迎撃が困難と言われています。

搭載プラットフォーム

  • B-52H戦略爆撃機

  • B-1B戦略爆撃機

運用状況

  • AGM-86Bは1986年に配備され、湾岸戦争、コソボ紛争、イラク戦争などに使用されています。

  • 2024年現在も、アメリカ空軍の主力兵器として運用されています。

AGM-86BとKh-101はライバルです。

お値段は?

1発あたり約100万ドルぐらい?

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